ロックステップ同期では、同じタイミングとトリガを共有し、基本的に同じ動作をする複数の類似したデバイスが使用されます。また、単一のデバイスでアナログ入力とアナログ出力でサンプリングクロックを共有する操作もロックステップ同期とみなされます。ロックステップ同期の目的は、可能な限りスキューを除去することです。ロックステップ同期では、通常クロックとトリガは共有されます。

ハンドシェイク同期 (または刺激/応答) では、2つ以上のデバイスが順番に動作します。通常のハンドシェイク同期では、トリガとイベントは共有されます。簡易DACテストはこのタイプの同期の一例です。デジタルデバイスは、DACと信号にデジタルパターンを送信し、その結果DACはこのパターンに応じてに電圧を生成します。それと同時またはその直後にデジタルデバイスはDMMに信号を送信し、その結果DMMはDACからの電圧出力を測定します。DMMが測定を完了すると、デジタルデバイスに信号を送り返し、その結果デジタルデバイスは次のパターンをDACに送信します。

ロックステップ同期では、関連する操作はすべて同じ目的でクロックまたはトリガを使用します。ハンドシェイク同期では、通常トリガまたはイベントの役割は操作間で逆になります (たとえば、DMMからのサンプリング完了イベントは、そのイベントを受信するデジタルデバイスによってサンプリングクロックとして使用されます)。