「角変位」とは、モーターのシャフトの角運動など、軸を中心とした移動量です。「角変位センサ」は、出力信号がシャフトの回転を表すデバイスです。シャフト全体の物理変位を測定することはできません。角変位の測定に使用するセンサのタイプの1つに、回転式可変差動変圧器 (RVDT) があります。角変位の測定に使用する別のタイプのセンサには、360度回転の測定が可能な回転式変圧器のリゾルバがあります。

Mシリーズデバイス、Cシリーズデバイス、およびNI-TIOベースのデバイスでは、カウンタを使用して、位相差出力エンコーダ、または角度エンコーダで変位測定を実行することができます。角度位置は、X1、X2、およびX4角度エンコーダで測定できます。シングルポイントまたはバッファサンプリングクロックの変位測定のいずれかを選択できます。

角エンコーダで速度変化も測定できますが、固定周波数を使用するサンプリングクロックが必要です。速度変化を測定するには、以下の公式を使用します。

V = D/T

ここで、V は平均の速度変化、D は距離、およびT は時間です。

カウンタが90度相互にオフセットされたA信号とB信号を使用してエンコーダの位置を測定します。また、カウンタは正確な基準点を提供し、一部のエンコーダで使用可能なZ相をサポートしています。