電流を測定/生成する
- 更新日2025-12-03
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多くの測定デバイスでは、電流の測定および生成が可能です。DAQデバイスで電流を測定および生成するには抵抗が必要です。抵抗を利用すれば、電流はアナログ入力コネクタを介して測定、またはアナログ出力コネクタを介して生成できるようになります。抵抗はコネクタおよび電流ソースと並列に接続する必要があります。抵抗の間で低下した電圧を測定し、電流に変換するには、オームの法則を使用します。
I(A) = V(V)/ R(Ω)
ここで、I は電流、V は電圧、R は抵抗を表します。
4~20 mAループ
4~20ミリアンペア(4~20 mA)ループは一般に測定システムで使用されます。4~20mAループは、火花を生成しないシステムで、開回路検出の4mAのライブゼロでダイナミックレンジをカプリングします。その他の利点として、多種の互換性のあるハードウェア、長い動作範囲、そしてコストの低さがあります。4~20 mAのループは、デジタル通信、制御アプリケーション、リモートセンサの読み取りなど、さまざまな目的で使用できます。
4~20 mAの電流ループの目的は、センサが電流の形式で信号を転送することです。以下の図では、レベルセンサおよびリモートセンサ電子装置は、単一ユニットに構築されます。外部24VDCがセンサに電源を供給します。センサは、センサが測定する値を表す電流を調整します。この場合は、タンク内の液体のレベルです。
電流ループの配線
DAQデバイスは、オームの法則を使用して、249 Ω抵抗Rpの電圧降下を読み取ります。
電流が4~20 mAでRpが249 Ωなので、VはDAQデバイスが読み取り可能な0.996 V~4.98 Vの範囲内になります。公式は電流を計算する上で役立ちますが、通常電流は、測定する物理量を表します。以下の図では、タンクのレベルは0から50フィートまで測定されます。4mAは0フィート、20mAは50フィートを示します。L はタンクレベルで、I は電流です。
タンクレベルと電流の直線関係
オームの法則の公式を使用して、Rpの値に0.249を用いると、Lを測定された電圧で求めることができます。