タイプIIハーフブリッジ構成は、曲げ歪みのみ測定します。



以下の図は、タイプIIハーフブリッジの曲げ構成における歪みゲージの抵抗の配置を示します。



タイプIIハーフブリッジの構成には、以下の特徴があります。

  • 2つのアクティブな歪みゲージ検出部があります。そのうち1つは歪み試験片の上面に軸歪み方向で取り付けられ、もう1つは歪み試験片の下面に軸歪み方向で取り付けられます。
  • ハーフブリッジ構成抵抗のための構成抵抗があります。
  • 曲げ歪みを感知します。
  • 軸歪みは無視されます。
  • 温度補正を行います。
  • 1000 µεでの感度は~1 mVout / VEX入力です。

タイプIIハーフブリッジ回路図



回路図では次の記号が使用されています。
  • R1は、ハーフブリッジ構成抵抗です。
  • R2は、ハーフブリッジ構成抵抗です。
  • R3は、圧縮応力 (-ε) を測定するアクティブな歪みゲージ検出部です。
  • R4はアクティブな歪みゲージ抵抗で、引っ張り応力 (+ε) を測定します。
  • VEXは、励起電圧です。
  • RLは、リード線抵抗値です。
  • VCHは、電圧測定値です。

以下の式は、タイプIIハーフブリッジ構成のために電圧比を歪み単位に変換します。



ここで、Vrは仮想チャンネルが電圧から歪みへの変換の計算に使用する電圧比、GFはゲージ率、RLはリード抵抗値、Rgはゲージ公称抵抗値です。