デジタルパターントリガを使用するには、特定の物理チャンネルで発生する特定のデジタルパターンを検出するようデバイスを構成します。設定されたパターンが検出されるとトリガが発生し、デバイスはそのトリガに関連付けられた動作 (測定開始や集録サンプルのマーク付けなど) を実行します。

デジタルパターンは、以下の文字によって指定します。

  • X: 物理チャンネル
  • 0: 物理チャンネルの論理LOWレベルで照合
  • 1: 物理チャンネルの論理HIGHレベルで照合
  • R: 物理チャンネルの立ち上がりエッジで照合
  • E: 物理チャンネルの立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジで照合
  • F: 物理チャンネルの立ち下がりエッジで照合

たとえば、「X11100」というパターンと、「dev1/line0:4,dev1/line6」というソースを指定した場合、パターンマッチは物理チャンネル「dev1/line1」、「dev1/line2」、「dev1/line3」が論理HIGHで、「dev1/line4」、「dev1/line6」が論理LOWの時に実行され、「dev1/line0」は無視されます。



ポートのパターントリガの場合は、パターンマッチは逆の順序で行われます。たとえば、「11000000」というパターンと、「dev1/port0」というソースを指定した場合、パターンマッチは物理チャンネル「dev1/line0」to「dev1/line1」が論理HIGHで、それ以外の6つのラインが論理LOWの時に実行されます。