制御アプリケーションは、システムを監視および制御します。アプリケーションは、サンプルを読み取り、データを処理し、出力を調整して、ループを続行します。NI-DAQmxおよびDAQデバイスを使用して、制御アプリケーションを作成することができます。LabVIEW Real-Timeモジュールでは、確定的な制御アプリケーションを作成できます。

NI-DAQmxで制御ループアプリケーションを作成する

以下のブロックダイアグラムには、標準の確定的な制御ループアプリケーションが表示されています。まず最初に、アナログ値が読み取られます。この値は、プロセス変数に対応します。また、値はブロックダイアグラムの「Ctrl Algrthm」VIで指定されるセットポイントと比較され、場合によってはPIDアルゴリズムによって、必要に応じてWhileループ内で調整されます。次に、調整された値が書き込まれます。この値は、アクチュエータ出力に対応します。

ブロックダイアグラムで、サンプリングレートはアナログ入力および出力に対しても同様です。表示されているサンプルは単一のDAQデバイスを想定するため、スタートトリガはアナログ入力とアナログ出力タスクを同期します。複数のデバイスの場合、同期の動作は異なります。詳細については、「同期」を参照してください。スレーブタスク(アナログ出力タスク)はアナログ入力タスクの前に開始することに注目してください。最後に、ループ内で、「次のサンプリングクロックまで待機」VIは指定のサンプリングレートの範囲内でループが実行されることを確実にします。そうでない場合は、このVIはエラーを返します。