バッファ型パルス生成
- 更新日2024-11-06
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バッファのサイズを指定するには、タスクを開始する前に「DAQmxバッファ構成」関数/VIを呼び出してバッファプロパティノードでバッファサイズ属性/プロパティを指定するか、「DAQmxカウンタマルチポイントを書き込み」関数/VIでパルス仕様を書き込みます。これは、PIDループ制御アプリケーションなどの、パルス幅変調が必要なアプリケーションに最適です。以下は、間接的バッファ型生成の例です。
「DAQmxチャンネルを作成」関数/VIで供給されるHIGH時間とLOW時間はこの場合は無視されます。
ソフトウェアバッファを使用しない場合、生成されるパルスはアプリケーション実行中にHIGH時間とLOW時間を更新しない限りすべて同じになります。このため、パルス仕様はソフトウェアタイミングとなり、オンデマンドで変更されます。
このチャンネルを作成する属性/プロパティを使用して、パルス列生成のパルス仕様を更新することができます。パルス列のパルス仕様を指定するには2つの属性/プロパティが必要であり、2つのうち1つを設定すると仕様が更新されます。たとえば、周波数によってパルス生成を指定する場合、周波数およびデューティサイクルによって生成の仕様が制御されます。ただし、周波数属性/プロパティを設定した場合にのみパルス仕様が更新されます。時間やティックによってパルス生成を指定する場合も同様に、LOW時間およびLOWティックを設定した場合にのみパルス仕様が更新されます。パルス生成のパルス仕様が更新されると、新しいパルス仕様が有効になる前に現在の仕様の完全な周期が生成されます。実行中のパルス仕様の更新は、バッファを使用したパルス列生成ではサポートされていません。
Mシリーズ、Eシリーズ、Sシリーズデバイスなどの一部のデバイスでは、有限パルス列を生成するためにペアカウンタが必要です。有限パルス列生成で2つのカウンタを必要とするデバイスでは、最初のカウンタ (カウンタ0など) は指定した幅のパルスを生成します。2番目のカウンタ (カウンタ1) は、最初のカウンタのパルスでゲートを使用するパルス列を生成します。経路設定は内部で行われます。以下の図は、ペアカウンタの有限パルス列のタイミングを示します。
