ライセンス管理者またはNIソフトウェア配布マネージャーは、ソフトウェアのアクティブ化を自動化し、ボリュームライセンスサーバを追加できます。

これを行うには、コマンドラインから、またはNILicensingCmd.exeを使用してバッチファイルからLicense Managerを実行します。

NILicensingCmd.exeのパスは以下のようになります。
  • 64ビットコンピュータの場合: Program Files (x86)\National Instruments\Shared\License Manager\NILicensingCmd.exe
メモ アクティブ化するライセンスが多数ある場合は、ボリュームライセンス契約でVolume License Managerを使用して、ライセンスのアクティブ化を簡素化することをご検討ください。詳細については、「ソフトウェア向けボリュームライセンスプログラム」Webページを参照してください。

ソフトウェアのアクティブ化のコマンドラインフラグ

以下の表は、ソフトウェアのアクティブ化に関連する一般的なコマンドラインフラグを示しています。License Managerのコマンドラインフラグの説明を参照するには、コマンドをNILicensingCmd.exe /help入力します。

フラグ 説明 構文 例
/activateall

ソフトウェアをアクティブ化ウィンドウを開きます。

このコマンドは、License Managerのソフトウェアをアクティブ化ボタンをクリックする操作に相当します。

 NILicensingCmd.exe /silent /activateall /serialnumber <シリアル番号> NILicensingCmd.exe /silent /activateall /serialnumber A11B11C11
/activate /type package

パッケージまたはシリーズがあらかじめ選択された状態で、ソフトウェアをアクティブ化ウィンドウを開きます。

これらのコマンドは、License Managerでソフトウェアまたはシリーズを右クリックし、ソフトウェアをアクティブ化を選択する操作に相当します。

 NILicensingCmd.exe /activate /type package /name <パッケージ名> /version <バージョン> /serialnumber <シリアル番号> NILicensingCmd.exe /activate /type package /name LabVIEW_PDS_PKG /version 17.0000 /serialnumber A111A1A11
/activate /type family NILicensingCmd.exe /activate /type family /name <シリーズ名> /serialnumber <シリアル番号> NILicensingCmd.exe /activate /type family /name LabVIEW_ADE_170000 /serialnumber A12B12345
/applyactivationcodes

指定されたアクティブ化コードを使用して1つ以上のライセンスをアクティブ化します。このコマンドは、License Managerで「ソフトウェアをアクティブ化」をクリックしてアクティブ化コードを入力を選択する操作に相当します。

 NILicensingCmd.exe /applyactivationcodes [<activation code1>,<activation code2>, [, ...]] NILicensingCmd.exe /applyactivationcodes 5CFL-Q7JG-X7GV-XL83-NDSM,FHFZ-V3MP-S3RY-FHRJ-69HY
/silent
ソフトウェアをサイレントにアクティブ化します。
メモ このコマンドを使用するには、暗号化Web接続 (https) によりNI Webサイトにアクセスできるインターネット接続が必要です。

サイレントアクティブ化の場合、シリアル番号はオプションです。コマンドライン引数を実行する前にNIユーザアカウントにログインすると、License Managerは、必要なソフトウェアライセンスがそのアカウントにあるかどうか確認します。

次の場合は、サイレントアクティブ化が失敗します。
  • 無効なシリアル番号など、正しくない情報を入力した場合
  • アカウントにログインしていない場合
  • 競合するライセンスがアカウントに関連付けられている場合
  • 必要なライセンスがアカウントになく、シリアル番号をパラメータとして渡さなかった場合
メモ サイレントアクティブ化が失敗した場合、残りの自動化スクリプトが中断されないように、エラーメッセージは表示されません。ソフトウェアを使用する前に、失敗したアクティブ化を手動で実行する必要があります。
NILicensingCmd.exe /silent /activate /type package /name <パッケージ名> /version <バージョン> /serialnumber <シリアル番号> NILicensingCmd.exe /silent /activate /type package /name LabVIEW_PDS_PKG /version 9.0000 /serialnumber A111A1A11
/addservers

コンピュータからボリュームライセンスサーバをサイレントに指定して、ライセンスをチェックアウトできるようにします。

このコマンドは、 » ボリュームラインセンスサーバを管理を選択してボリュームライセンスサーバを追加する操作に相当します。

 NILicensingCmd.exe /addservers servername[:ポート番号][,サーバ名[:ポート番号],...]
  • NILicensingCmd.exe /addservers server1
  • NILicensingCmd.exe /addservers server1:28000
  • NILicensingCmd.exe /addservers server1:28000,server2