オンボード信号処理トリガ

DDCモードでは、NI 5142はドータカードにある回路もしくはDDC出力にあるOSP回路からアナログトリガを生成することが可能です。ドータカードのアナログ回路は、オンボード信号処理が行われる前に常にデータに対してトリガします。OSP回路は常に、オンボード信号処理が行われる後にデータに対してトリガします。

DDCモードでは、NI 5622はDDC出力にあるOSP回路のみからアナログトリガを生成することが可能です。OSP回路は常に、オンボード信号処理が行われる後にデータに対してトリガします。

DDCが複素モードの場合、OSP回路はIストリームおよびQストリームの両方の振幅でトリガします。回路では以下の式が使用されます。

Sqrt (I2 + Q2)

この振幅は、信号の電力に比例します。デフォルトでは、デバイスはドータカードのアナログ回路を使用します。デバイスで使用されるトリガは、「基準トリガ検出位置」プロパティまたは「NISCOPE_ATTR_REF_TRIGGER_DETECTOR_LOCATION」属性を使用して変更できます。

OSPトリガ回路はまた、データのバーストの開始でトリガすることができます。この機能を有効にするには、「基準トリガ最小静止時間」プロパティまたは「NISCOPE_ATTR_REF_TRIGGER_MINIMUM_QUIET_TIME」属性で、静止時間を確立するために信号がトリガレベル未満である必要がある値を設定します。詳細については、「バーストトリガ」を参照してください。