タイミングは確定的アプリケーションでは非常に重要です。アプリケーションのタイミングは、以下のいずれかの方法で検証できます。

Real-TimeベンチマークVI

「RTタイムスタンプ取得」VIと「RTタイムスタンプ解析」VIを使用して、RTターゲットで実行中のVIまたはVIの一部のパフォーマンスのベンチマークを実行できます。ベンチマーク情報を元に、RTターゲットVIの設計を最適化できます。

「RTタイムスタンプ取得」VIは、高精度なタイミングソースからの64ビットのタイムスタンプ値を返します。「RTタイムスタンプ解析」VIは、「RTタイムスタンプ取得」VIから返されたタイムスタンプを解析します。

Real-Time Trace Viewer

Real-Time Trace Viewerは、リアルタイムイベントと実行を監視するツールで、LabVIEW Real-TimeモジュールアプリケーションのVIとスレッドのイベントのタイミングやイベントデータを取得して表示します。Real-Time Trace Viewerには、Real-Time Trace Viewer VIが含まれています。Real-Time Trace Viewer VIを使用して、VIのタイミングおよび実行データと、RTターゲットで実行されているアプリケーションのスレッドイベントを取得することができます。Real-Time Trace Viewerは、タイミングとイベントデータを解析のためにホストコンピュータに表示します。

RTターゲットリソースを監視する

NI分散システムマネージャでは、RTターゲットのリソース使用状況を監視し、ターゲットで実行中のVIの詳細データを確認できます。アプリケーションのタイミングのエラーは、RTターゲットのメモリやCPUリソースの不足が原因で発生する場合があります。

メモ RTターゲットにモニタが接続されている場合は、画面のCPU負荷測定ユーティリティを使用してターゲットのCPUの使用状況を監視できます。