RTターゲットで実行するVIは、ホストコンピュータなど別のターゲットとデータを共有する必要がある場合があります。ネットワークを介してRTターゲットで実行されるVIと別のターゲットの間でデータを共有するには、リモート通信方法を使用します。

リモート通信方法によって、異なるRTターゲットで実行中のVIの間でネットワークを介してデータを共有できます。たとえば、以下の場合はリモート通信を利用すると便利です。

  • ユーザインタフェースの更新のため、ホストコンピュータとRTターゲットの間でデータ交換を制御する必要がある場合。通信VIをカスタマイズして、ホストコンピュータで表示するコンポーネントを指定することができます。
  • データ転送のタイミングと順序を制御する必要がある場合。
  • 別のターゲットでさらにデータを処理したり、ログする必要がある場合。

たとえば、シェア変数を使用すればRTターゲット上の複数のVI間でデータをローカルで共有できます。さらに、リモート通信を使用することによりホストコンピュータなど別のターゲットで実行中のVIとデータを共有できます。