設定値プロファイルの生成

時間の経過とともにランプ/ソーク型のPIDアプリケーション用の設定値プロファイルを生成するには、制御ループ内で「PID設定値プロファイル」VIを使用します。たとえば、恒温槽制御システムの設定温度を時間の経過とともに傾斜した後、特定の温度で一定期間維持（ソーク）したい場合があります。ランプ、ソーク、ステップの任意の組み合わせを実装するには、「PID設定値プロファイル」VIを使用します。

設定値プロファイルは、時間と設定値のペアを時間値の昇順で並べた配列として指定します。

ランプ設定値プロファイル

設定値プロファイルは、以下の画像が示すように2つの設定値プロファイル配列値をもつランプ設定値プロファイルとして指定できます。

ランプ/ホールド設定値プロファイル

ランプ/ホールド設定値プロファイルは、以下の画像が示すように設定値が同じ2つの連続した配列値ももつことができます。

ステップ設定値プロファイル

ステップ設定値プロファイルは、以下の画像が示すように時間値が同じで設定値が異なる2つの連続した配列値をもつことができます。

「PID設定値プロファイル」VIは、現在の経過時間から決まる1つの設定値を返します。設定値プロファイルの現在の時間は、初めてVIが呼び出された時に0に初期化されます。以降の呼び出し時には、前回の時刻と現在の時刻の経過時間を計算して、dt入力が計算されます。再初期化?入力にTRUEを渡して現在の時間を0に再初期化すれば、指定された設定値プロファイルを繰り返しことができます。