オートチューニング後にパラメータ値をロギングする

「PIDオートチューニング」、「PID上級オートチューニング」、「PIDオンラインオートチューニング」を含むPIDオートチューニングVIは、PIDコントローラのパラメータを更新し、制御アプリケーションの次の反復用に更新されたPIDゲイン値を返します。制御アプリケーションを実行するたびに正しいPIDゲインが使用できるようにするには、アプリケーションの実装用に使用しているVIを実行するたびに保存するか、データログファイルを使用してPIDゲインを保存する必要があります。

以下のブロックダイアグラムは、ファイルI/O VIおよび関数を使用してデータログファイルを作成し、「PIDオートチューニング」VIのPIDゲイン出力の最新値をファイルに保存するVIを示しています。

制御ループが開始される前に、「ファイルを開く/作成/置換」関数がデータログファイルを開き、「バイナリファイルから読み取る」関数がファイルを読み取ってPIDゲインパラメータを取得します。オートチューニング手順が実行されるときに、ローカル変数はPIDゲイン制御器を更新します。制御ループが完了したときに、「バイナリファイルに書き込む」関数は現在のPIDゲインクラスタをデータログファイルに書き込み、ファイルを保存します。これにより、制御アプリケーションが実行されるたびに、「PIDオートチューニング」VIは更新されたパラメータを使用します。