LabVIEW PID and Fuzzy Logic Toolkit API Reference

PID制御入力フィルタ VI

  • 更新日2023-02-21
  • 4分で読める

PID制御入力フィルタ VI

1つ上のパレット: PID VI

インストールパッケージ: 開発システム

入力値に5次ローパス有限インパルス応答(FIR)を適用します。フィルタカットオフ周波数は、入力値のサンプル周波数の1/10になるように設計されています。このVIを使用して、プロセス変数などの測定値を制御アプリケーション内でフィルタできます。単一の制御ループを実装するには、このVIのDBLインスタンスを使用します。並列マルチループ制御を実装するには、DBL配列インスタンスを使用します。

有用な測定情報がフィルタにより減衰しないように、制御システムのサンプルレートを物理システムの最速時間定数の少なくとも10倍に設定してください。

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PID制御入力フィルタ(DBL)

入力にはフィルタされていない測定入力値を指定します。
再初期化?には、現在の入力値への出力を再初期化するかどうかを指定します。
出力は、フィルタ処理された入力値を返します。

PID制御入力フィルタ(DBL配列)

入力にはフィルタされていない測定入力値を指定します。
再初期化?には、現在の入力値への出力を再初期化するかどうかを指定します。
出力は、フィルタ処理された入力値を返します。このVIは、入力配列のサイズを元に出力配列の長さを決定します。

PID制御入力フィルタの詳細

この多態性VIのDBL配列インスタンスは、マルチループPID制御アプリケーションで使用することができます。この場合、入力により、出力配列の長さが決まります。他の入力配列は、必ずしも入力と同じ長さである必要はありません。このVIは、以下のように他の入力配列を入力と同じ長さに変更します。

  • 入力配列が入力よりも長い場合、入力配列は入力の長さで切り捨てられます。配列内の追加値は使用されません。
  • 入力配列が入力よりも短い場合は、サイズが入力のサイズに一致するまで、入力配列の最後の値が繰り返されます。

こうすることで、各出力計算に使用する必要がある入力を、このVIに渡す配列で繰り返し指定する必要がなくなります。その代わりに、各出力計算に使用する単一値を配列に含めることができます。

メモ  アプリケーションで柔軟なフィルタオプションが必要な場合は、Filters PtByPt VIを使用することもできます。これらのVIの詳細については、下のセクションからリンクされているサンプルVIを参照してください。

サンプル

PID制御入力フィルタVIの使用サンプルは、labview\examples\control\PIDディレクトリにあるPID with Noise Plant VIで参照できます。

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