高スループット極座標から直交座標へ変換

極座標を直交座標に変換します。極座標の位相をラジアンよりもFPGAリソースの消費が少ないπラジアン単位で指定する必要があります。ラジアン値をπラジアンに変換するには、値をπで乗算します。

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入力/出力

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振幅

振幅です。

この入力は、固定小数点データタイプだけをサポートします。

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位相

ラジアンよりもFPGAリソースの消費が少ないπラジアン単位で表される位相です。

ヒント ラジアン単位の値は、この入力に配線する前にπで乗算する必要があります。

この入力は、固定小数点データタイプだけをサポートします。

入力強制

CORDICアルゴリズムは、位相を内部的に1ビット整数ワード長の符号付き固定小数点数として表します。位相のワード長は64ビット以下でなければなりません。63ビットを超える小数部分ワード長の位相に値を配線すると、このノードは結果の小数部分ワード長が63ビットとなるよう下位ビットを切り捨てます。たとえば、I60<-5, 55>という構成の固定小数点データタイプを位相に配線すると、このノードは構成をU58<-5, 53>に強制します。

小数部分ワード長が63ビットより大きく整数ワード長が-62ビット未満の固定小数点データタイプを位相に配線すると、このノードは、データタイプが符号付きの場合、構成をI1<-62, 63>となるよう強制します。データタイプが符号なしの場合、強制後の構成はU1<-62, 63>となります。

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入力有効

次のデータポイントが有効で、処理できるかどうかを指定するブール値です。

先行ノードからこのノードにデータを渡すには、先行ノードの出力有効をこの入力に配線します。

True データポイントは有効で処理できます。
False データポイントは無効です。
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出力準備完了

後続ノードがこのノードから返される新規値を受信できる状態かどうかを指定するブール値です。

フィードバックノードを使用し、この入力を後続ノードの入力準備完了入力に配線します。あるサイクルでこの入力がFalseの場合、出力有効は同サイクルでFalseを返します。

True 後続ノードは次のデータ要素への準備が完了しています。
False 後続ノードは次のデータ要素への準備が完了していません。

Default value: False

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x

直交座標系のXの値です。

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y

直交座標系のYの値です。

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出力有効

このノードが後続ノードで使用できる結果を計算するかどうかを示すブール値です。

ノードのデータを後続ノードに送信するには、この出力を後続の入力有効入力に配線します。

True 後続ノードは、このノードが計算する結果を使用できます。
False このノードは、後続ノードが使用できない未定義の値を返します。
メモ このノードは、シミュレーションモードで実行した場合、ハードウェア上で実行した場合と比較して、未定義の異なる値を返す可能性があります。
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入力準備完了

このノードが新しい入力データを受信できる状態かを示すブール値です。

フィードバックノードを使用して、この出力を先行ノードの出力準備可能出力に配線します。

True このノードが新しい入力データを受信できる状態です。
False このノードが新しい入力データを受信できる状態ではありません。
メモ あるサイクルでこの端子がFalseを返した場合、このノードは、次のサイクル中に別のノードから送信されるすべてのデータを破棄します。次のサイクルで入力有効端子がTrueであっても、このノードはデータを破棄します。