高スループット除算

2つの値の商を計算します。

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入力/出力

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x

被除数です。

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y

除数です。yの値が0の場合、x/y出力端子にオーバーフローが発生します。

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入力有効

次の処理データ要素を受信したかどうかを示すブール値です。先行ノードからこのノードにデータを渡すには、先行ノードの出力有効出力をこの入力に配線します。

True 次の処理データ要素を受信しました。
False 次の処理データ要素を受信していません。
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出力準備完了

後続ノードがこのノードから返される新しい値を受信できる状態かどうかを定義するブール値です。後続ノードの入力準備完了出力を現在のノードのこの入力に配線するには、フィードバックノードを使用します。

True 後続ノードがこのノードから返される新しい値を受信できる状態です。
False 後続ノードがこのノードから返される新しい値を受信できる状態ではありません。
メモ サイクルでこの入力がFalseの場合、同サイクルで出力有効出力もFalseを返します。

Default value: True

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演算オーバーフロー

理論上の演算値が出力データタイプの有効な範囲を超えているかどうかを示すブールです。

True 理論上の演算値が出力データタイプの有効な範囲を超えています。
False 理論上の演算値が出力データタイプの有効な範囲を超えていません。
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x/y

xyで除算した結果です。

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出力有効

このノードが後続ノードで使用できる結果を計算するかどうかを示すブール値です。

ノードのデータを後続ノードに送信するには、この出力を後続の入力有効入力に配線します。

True 後続ノードは、このノードが計算する結果を使用できます。
False このノードは、後続ノードが使用できない未定義の値を返します。
メモ このノードは、シミュレーションモードで実行した場合、ハードウェア上で実行した場合と比較して、未定義の異なる値を返す可能性があります。
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入力準備完了

このノードが新しい入力データを受信できる状態かを示すブール値です。

フィードバックノードを使用して、この出力を先行ノードの出力準備可能出力に配線します。

True このノードが新しい入力データを受信できる状態です。
False このノードが新しい入力データを受信できる状態ではありません。
メモ あるサイクルでこの端子がFalseを返した場合、このノードは、次のサイクル中に別のノードから送信されるすべてのデータを破棄します。次のサイクルで入力有効端子がTrueであっても、このノードはデータを破棄します。

x/yでオーバーフローを回避する

以下の両方に該当する場合、このノードの精度構成に対して自動適応が有効のままであると、ゼロ以外のy値に対してx/y出力でまだオーバーフローが発生することがあります。

  • x = -2iwlx - 1
  • y = -2iwly - wly

ここで、wlは入力のワード長、iwlは入力の整数ワード長です。

前のセクションで説明した状況、およびゼロ以外のyの値に対するオーバーフローを回避するには、以下の手順に従ってください。

  1. ダイアグラムでこのノードを選択します。
  2. 項目タブの精度オプションで自動適応を無効にします。自動適応を無効にすると、自動適応オプションボタンも無効になります。
  3. ノードに対して、精度オーバーフロー、および丸め込みを構成します。

これらの手順の終了以降、x/yの固定小数点構成は自動的に調整されません。したがって、xまたはyの固定小数点構成を変更した場合に、yのゼロ以外の値のオーバーフローを回避する必要がある場合は、項目タブの自動適応を再度有効にします。その後、同じ手順に従って、ワード長および整数ワード長を指定します。

x/yの丸め込みの影響

このノードの固定小数点動作は、出力値をゼロに切り捨てる丸め込みモードを使用します。このモードは、出力値を出力タイプで表記可能な最も近い値に切り下げます。値が正の場合、値が切り捨てられます。値が負の場合、最下位ビット(LSB)が削除され、削除したビットの中に0以外の値があると残りのLSBに符号ビットが追加されます。