アプリケーションをコンポーネント化する

アプリケーションをコンポーネント化すると、コードを論理的なグループに整理し、重複コードを開発する時間を節約し、ソフトウェアの安定性を高めることができます。アプリケーションおよびライブラリドキュメントを使用して、疎結合なコードをモジュール式で一貫性のあるプロジェクトにまとめることにより、コンポーネントベースのアプリケーションを作成します。

次の図は、疎結合なコードによるプロジェクトをコンポーネントベースのプロジェクトに変換する方法を示しています。


1378

アプリケーションを作成する際、すべての依存項目ライブラリは、トップレベルアプリケーションと共にGロード可能ライブラリ (.gll) にビルドされます。次の図は、ビルド結果の例を示しています。


1378

アプリケーションのコンポーネント化のベストプラクティス

アプリケーションをコンポーネント化する場合は、以下のガイドラインに留意します。

  • アプリケーションコンポーネントは、小さく独立したものにします。
  • 再利用する可能性のあるコードは、別のライブラリドキュメントに格納します。
  • ネームスペースを作成してファイルを論理的なグループに整理します。たとえば、すべてのクラスを同じネームスペースのライブラリドキュメントにグループ化します。
  • ビルドの失敗などの問題を避けるため、ライブラリ間に循環的な依存関係を持たせないようにします。
  • アプリケーションの構成を頻繁に解析し、コードを可能な限りリファクタリングします。コードのリファクタリングについては、コードの依存性ガイドラインを参照してください。