.tdmsファイルの未スケールデータのスケール情報を作成します。このVIは、スケール情報を.tdmsファイルに書き込みます。使用する多態性インスタンスを手動で選択する必要があります。

上級TDMS関数を使用してこのVIを呼び出すには、このVIを呼び出した後で「TDMSチャンネル情報を設定」関数を呼び出します。

TDMSファイルビューア」VIを使用して、.tdmsファイルからスケール情報を取得します。

メモ このVIは、文字列または複素浮動小数点数をスケールしません。


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入力/出力

  • cnclst.png 歪みスケール

    歪みスケールは、.tdmsデータ (歪み) をスケールする歪みスケール情報を指定します。歪みとは、作用する力による物体の変形量のことです。歪みは特に、長さの変化の割合のことを指します。

  • ci32.png 構成

    構成は、歪みゲージのブリッジ構成を指定します。

    10183フルブリッジI (デフォルト)
    10184フルブリッジII
    10185フルブリッジIII
    10188ハーフブリッジI
    10189ハーフブリッジII
    10271クォータブリッジI
    10272クォータブリッジII
  • cdbl.png ポアソン比

    ポアソン比は、測定中の物体の軸歪みに対する横歪みの割合を指定します。

  • cdbl.png ゲージ抵抗

    ゲージ抵抗は、歪みが適用されていない状態のゲージの抵抗値 (Ω) を指定します。ブリッジの各ゲージのゲージ公称抵抗値は同じである必要があります。また、歪みケージを持たないブリッジの辺の抵抗値は、ゲージ公称抵抗値と同じ必要があります。センサのドキュメントを参照してこの値を決定してください。

  • cdbl.png リード線抵抗値

    リード線抵抗値は、リード線の抵抗量 (Ω) を指定します。理想的には、この値はすべてのリードで同じ必要があります。

  • cdbl.png 初期ブリッジ電圧

    初期ブリッジ電圧は、負荷が取り付けられていない状態のブリッジ出力電圧をボルトで指定します。このVIは、スケールの公式が適用される前にこの値を測定値から差し引きます。歪みが適用されていないブリッジで電圧測定を行い、この値を決定します。

  • cdbl.png ゲージ率

    ゲージ率は、歪みゲージの感度を指定し、電気抵抗変化を歪みの変化と関連付けます。ブリッジの各ゲージは、同じゲージ率である必要があります。センサのドキュメントを参照してこの値を決定してください。

  • cdbl.png 電圧励起

    電圧励起は、センサが必要な励起数 (V) を指定します。センサのドキュメントを参照してこの値を決定してください。

  • ci32.png 入力ソース

    入力ソースは、子スケールのIDを指定します。現在のスケールに子スケールがある場合、子スケールのスケールIDをこの入力に配線します。デフォルトは – で、子スケールが含まれない現在のスケールを指定します。

  • cgnrn.png TDMSファイル

    TDMSファイルは、操作を実行する.tdmsファイルのリファレンス番号を指定します。「TDMSを開く」関数を使用してrefnumを開きます。グループ名およびチャンネル名はこの入力より優先度が高くなります。グループ名またはチャンネル名のいずれかに値を指定すると、このVIはグループまたはチャンネルにそれぞれのスケール情報を適用します。これらに値を指定しない場合、このVIはスケール情報を.tdmsデータに適用します。

  • cstr.png グループ名

    グループ名は、.tdmsデータのグループ名を指定します。この入力は、tdmsファイルよりも優先度が高く、チャンネル名より優先度が低くなります。

  • cstr.png チャンネル名

    チャンネル名は、.tdmsデータのチャンネル名を指定します。この入力は、グループ名およびtdmsファイルよりも優先度が高くなります。チャンネル名の値を指定しない場合、このVIはスケール情報をグループに適用します。グループ名の値を指定しない場合、このVIはスケール情報を.tdmsデータに適用します。

  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • ignrn.png TDMSファイル出力

    TDMSファイル出力は、操作を実行した.tdmsファイルのTDMSファイルリファレンスを返します。

  • istr.png グループ名出力

    グループ名出力は操作を実行するチャンネルグループ名を返します。

  • istr.png チャンネル名出力

    チャンネル名出力は操作を実行するチャンネル名を返します。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • ii32.png スケールID

    スケールIDは、結果のスケールのIDを返します。

  • サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\File IO\TDMS\Scale TDMS Data.vi