マルチトーン情報抽出N Ch - N 仕様(CDB)
- 更新日2025-07-30
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振幅が指定したしきい値を超える各信号トーンの周波数、振幅、および位相を返します。時間信号入力入力にデータを配線して自動的に多態性インスタンスを決定するか、インスタンスを手動で選択します。

入力/出力
時間信号入力
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時間信号入力は、時間領域波形の配列です。
エクスポートモード
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エクスポートモードで、エクスポートされた信号にエクスポートする信号とスペクトルのソースを選択します。
しきい値
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しきい値には、このVIが時間信号入力から抽出するために超える必要がある各トーンの最小振幅を指定します。配列の各要素は、時間信号入力内の 1つの信号のしきい値です。
最大トーン数
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最大トーン数は、このVIが各信号から抽出するトーンの最大値を指定します。最大トーン数を「–1」に指定すると、このVIは、振幅がしきい値を超えるすべてのトーンを抽出します。
エラー入力 (エラーなし)
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エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
出力ソート
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出力ソートは、このVIが抽出するトーンのソート順序を指定します。
エクスポートされた信号
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エクスポート信号は、エクスポートされた信号の配列です。
マルチトーン情報
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マルチトーン情報は、このVIが抽出する各トーンの周波数、振幅、および位相を返します。配列の各要素は、時間信号入力の単一の信号の複数トーン情報です。
エラー出力
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エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
入力信号は、波形形式の実数/複素数および単一チャンネル、もしくは波形の配列形式の複数チャンネルです。実数波形配列を時間信号入力に配線する場合、デフォルトでマルチトーン情報抽出N Chインスタンスが選択されます。複素波形配列を時間信号入力に配線する場合、デフォルトで「マルチトーン情報抽出N Ch (CDB)」インスタンスが選択されます。
実マルチトーン信号は以下の式で表されます。

ここで Ai、 fi、φはi はそれぞれ、 N 個の トーンを持つマルチトーン信号の1 番目のトーンの振幅、周波数、位相であり、 Fs は入力波形信号のサンプル・レート(サンプル/秒)である。
複素マルチトーン信号は以下の式で表されます。

ここで Ai、 fi、φはi はそれぞれ、 N 個の トーンを持つマルチトーン信号の1 番目のトーンの振幅、周波数、位相であり、 Fs は入力波形信号のサンプル・レート(サンプル/秒)である。
実信号の周波数範囲は、(最小周波数, 最大周波数) = (0, Fs/2)です。実信号の周波数範囲は、(最小周波数, 最大周波数) = (–Fs/2, Fs/2)です。
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\Signal Processing\Waveform Measurements\Complex Multi-Tone Measurements.vi
時間信号入力
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エクスポートモード
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しきい値
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最大トーン数
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エラー入力 (エラーなし)
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出力ソート
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エクスポートされた信号
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エクスポートされた時間信号
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エクスポートされたスペクトル (dB)
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f0
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dBスペクトル (Hann)
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マルチトーン情報
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エラー出力
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