入力波形または波形配列のDC値とRMS値を計算します。このVIは、「基本平均DC-RMS」VIと同様の動作をしますが、DCとRMSの個々の計算をより精密に制御できます。

メモ

複数チャンネル集録によって入力波形の配列が得られると推定します。この複数チャンネル集録では、波形配列の各要素が別個のデータチャンネルになっています。


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入力/出力

  • cbool.png リセット

    リセットは、ユーザの時間信号の履歴をリセットします。一般的にリセットを使用して、指数関数的に平均化された測定をリセットします。

  • c1dmsdt.png 信号入力

    信号入力は入力波形の配列です。

  • cenum.png 平均化タイプ

    平均化タイプは、測定時に使用される平均化のタイプです。平均化タイプは指数の場合、このVIは前回のDCとRMS値から指数関数的に平均化する測定を使用してDCとRMS値を計算します。

    0Linear―平均時間はレコード長に等しくなります。
    1Exponential―時間定数はレコード長の半分です。
  • cdbl.png 平均時間

    平均時間は、DC値波形dtRMS値波形を秒単位で定義します。デフォルト値は –1.00で、平均化時間 = 入力ブロック持続時間に対応します。

    線形平均の場合、各出力データポイントは平均時間で指定された時間で平均化を実行した結果です。非線形平均の場合、各出力データポイントは指数時間定数を使用して平均時間で指定された時間周期に実行された指数積分の結果です。

  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • ccclst.png 平均制御

    平均制御には、DCまたはRMSの測定を完全に制御するために使用する上級パラメータが含まれます。

  • cenum.png DC用窓

    DC用窓は、DC計算の前に時間レコードに適用する窓です。平均化タイプが指数の場合、LabVIEWはこの入力を無視します。

    0
    Rectangular
    (窓なし)
    1
    Hanning
    2
    Low side lobe
  • cenum.png 出力関数

    出力関数は、実行する測定のタイプを選択します。

    DCまたはRMSの測定のみ必要な場合、これらの要素を個別に選択することで処理速度が向上します。

    0
    DC only
    1
    RMS only
    2
    DC and RMS
  • cenum.png RMS用窓

    RMS用窓は、RMS計算の前に時間レコードに適用する窓です。平均化タイプが指数の場合、LabVIEWはこの入力を無視します。

    0
    Rectangular
    (窓なし)
    1
    Hanning
    2
    Low side lobe
  • cdbl.png 指数時間定数

    指数時間定数は、DCまたはRMS測定の時間定数 (RC) を指定します。

    指数時間定数-1.00は、入力ブロック継続時間を2で除算した値に対応します。

  • cbool.png 入力開始時間を無視

    t0値を使用してVIが連続性をチェックしないようにするには、入力開始時間を無視をTRUEに設定します。

  • ibool.png データの準備完了

    データの準備完了は、DC値波形RMS値波形がデータを含むことを示します。FALSEの場合、波形にはデータは含まれません。

  • i1dmsdt.png DC値波形

    DC値波形は、DC値を含む波形の配列です。

  • i1dmsdt.png RMS値波形

    RMS値波形は、RMS値を含む波形の配列です。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • i1dcclst.png 測定情報

    測定情報は、測定に関する情報 (主に入力信号の不適合性に対する警告) を返す配列です。

  • idbl.png 不確定性

    不確定性は、将来の使用に備えて予約されています。

  • ibool.png 警告

    警告は、処理中に警告が発生するとTRUEになります。

  • istr.png コメント

    コメントには、警告がTRUEの場合、警告メッセージが含まれます。

  • このVIは単一のチャンネルまたは複数のチャンネルを、通常、ForループまたはWhileループ内から連続的に処理するよう設計されています。

    メモ 「平均DC-RMS」VIは、連続データブロックは連続的であると想定します。そうでない場合、入力開始時間を無視が有効の場合を除いて、VIは測定情報に警告を返します。

    サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\Signal Processing\Waveform Measurements\Advanced DC-RMS Measurement.vi