偏微分方程式の右側と係数を定義します。使用する多態性インスタンスを手動で選択する必要があります。


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入力/出力

  • cNI__PDE_lvlib_NI__PDElvclass.png PDE入力

    PDE入力は、方程式のデータを格納するクラスです。

  • c2ddbl.png F(x, y)

    F(x, y)は、方程式の右側の値を指定します。

    方程式が四角形領域で定義される場合、サイズは「PDE領域を定義」VIのyポイント数 x xポイント数である必要があります。F(x, y)の各行および列は、特定のyまたはxポイントで評価された関数の右側の値を格納します。方程式が多角形領域で定義された場合は、列数は「PDE領域を定義」VIのグリッドポイントの数と等しい必要があります。LabVIEWは、グリッドポイントで評価された関数の右側の値を格納するF(x, y)の最初の行のみを使用します。LabVIEWはデフォルトで、F(x, y)の値がゼロであると仮定します。

  • cdbl.png k

    kは方程式の未知関数の2次偏導関数の係数を指定する2乗の値です。kに0は使用できません。デフォルトは 1 です。

  • cdbl.png a

    aは、方程式で未知関数の係数を指定します。デフォルトは 0 です。

  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • iNI__PDE_lvlib_NI__PDElvclass.png PDE出力

    PDE出力は、PDE入力の右側と係数を返します。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • ヘルムホルツ方程式

    以下の式は、ヘルムホルツ方程式を定義します。

    k および a は定数係数、u は未知関数、そして f は関数の右側です。演算子は、ラプラシアンです。直交座標のラプラシアンは以下のように定義されます。

    2次元領域の場合。

    3次元領域の場合。

    熱伝導方程式

    以下の式は、熱伝導方程式の一般形式を定義します。

    波動方程式

    以下の式は、波動方程式の一般形式を定義します。

    サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\Mathematics\Differential Equations - PDE\PDE Flexible Element.vi
    • labview\examples\Mathematics\Differential Equations - PDE\PDE String Vibration.vi
    • labview\examples\Mathematics\Differential Equations - PDE\PDE Thermal Distribution.vi