出力データが有効になる前に一定の時間間隔の遅延を適用します。

(Real-Timeモジュール) 「待機」Express VIは、指定したカウント時間待機した後に自走カウンタの値を返します。「待機」Express VIは、実行されるとスリープ状態になり、同じスレッドで実行される別のコードの実行をブロックします。


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ダイアログボックスオプション

オプション 説明
カウンタ単位

VIがカウンタに使用する時間の単位。

メモ (Windows) Windowsオペレーティングシステムでは、ミリ秒の分解能のみがサポートされています。マイクロ秒またはティックの分解能をWindowsで選択すると、VIは正確なタイミングを指定せず、平均してタイミング間隔で要求される時間となる近似値を代わりに指定します。Windowsは、1ミリ秒未満の分解能をサポートせず、1ミリ秒に四捨五入します。
  • ティック―カウンタ単位を単一クロックサイクルに設定します。その長さはVIがコンパイルされているクロックレートによって決まります。
  • µ秒―カウンタ単位をマイクロ秒に設定します。
  • m秒―カウンタ単位をミリ秒に設定します。
内部カウンタのサイズ

タイマが記録可能な最大時間を指定します。FPGAで領域を節約するには、FPGA VIで可能な最小の内部カウンタのサイズを使用します。

入力/出力

  • cu32.png カウント (ティック)

    コンポーネントで費やした時間です。

  • iu32.png ティックカウント (ティック)

    VIの起動時に、自走カウンタの値を返します。自走カウンタは、構成ダイアログボックスで指定した内部カウンタのサイズの最大値に達するとゼロに戻ります。

  • FPGA、Real-Time、またはDSPモジュールを使用していない場合は、「待機 (ms)」関数を代わりに使用します。

    メモ (リアルタイム・モジュール、Windows)Wait Express VIが時限構造またはタイムクリティカル優先に設定されたVIの内部で実行されると、時限構造およびタイムクリティカルVIはシングルスレッドであるため、同じ時限構造またはVI内の他のすべてのコードの実行がブロックされます。その他のすべてのケースでは、「待機」Express VIはスリープ状態になり、呼び出し側のVIのその他のコードは異なるスレッドで並行に実行されます。