デシメート (連続、DBL)
- 更新日2025-07-30
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デシメーション因数と平均化ブール制御器によって入力シーケンスXを連続的にデシメートします。X入力にデータを配線して自動的に使用する多態性インスタンスを決定するか、インスタンスを手動で選択します。

入力/出力
リセット
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リセットは、デシメーションの初期化を制御します。デフォルトはFALSEです。 リセットがTRUEか、または最初にVIを実行すると、開始指標で指定されたXのサンプルからデシメーションを初期化します。リセットがFALSEに設定されている状態で、このVIが再度実行されると、LabVIEWは前回のVIへの呼び出しの最終状態からのデシメーションを初期化します。 サイズが小さいブロックを構成するサイズが大きいデータシーケンスを処理するには、最初のブロックに対してリセットをTRUE、残りのすべてのブロックに対してFALSEに設定します。また、ブロックの一定間隔で resetを TRUEに設定することで、デシメーション開始のサンプルを定期的にリセットすることができます。
X
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Xは、最初の入力シーケンスです。
デシメーション因数
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デシメーション係数は、VIが入力シーケンスXをデシメートする係数です。デシメーション係数は、0よりも大きくなければなりません。デフォルトは 1 です。 デシメーション因数がXの要素数より大きい、または0以下の場合、VIはデシメーション配列を空の配列に設定してエラーを返します。
平均化
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平均化は、このVIでX内のデータポイントを処理する方法を指定します。 平均化がFALSE (デフォルト) の場合、このVIはXからの各デシメーション因数ポイントを維持します。平均化がTRUEの場合、デシメーション配列での各出力ポイントは、デシメーション因数入力ポイントの平均です。
エラー入力 (エラーなし)
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エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
開始指標
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LabVIEWがVIを初めて呼び出した場合、またはリセットがTRUEの場合、開始指標はデシメーションが開始されるX内のサンプルを決定します。開始指標は0以上でなければなりません。デフォルトは0です。
デシメーション配列
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デシメーション配列は、Xの間引きされたシーケンスを返します。
エラー出力
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エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
Y が出力シーケンスデシメーション配列を表す場合、「デシメート (連続)」VIは次の式によってシーケンスYの要素を求めます。
平均化がFALSEの場合、
Yi=xi*m+sここで、i=0, 1, 2, …,size-1

平均化がTRUEの場合、

ここで、i=0, 1, 2, …,size-1

また、n はXの要素数、m はデシメーション因数、s は開始指標、size は出力シーケンスデシメーション配列の要素数、
はこの数値以上で最も小さい整数、
はこの数値以下で最も大きい整数を示します。
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\Signal Processing\Signal Operation\Continuous Decimating.vi
リセット
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X
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デシメーション因数
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エラー入力 (エラーなし)
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デシメーション配列
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エラー出力
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