スケールされたウィンドウを入力シーケンスXに適用します。X入力にデータを配線して使用する多態性インスタンスを決定するか、インスタンスを手動で選択します。


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「スケールされた時間領域窓」VIは、窓処理された波形のパワースペクトルまたは振幅スペクトルが計算される際、すべての窓のレベルが窓の確度制約範囲内の同じレベルになるように、結果をスケールします。またこのVIは、選択された窓に対して重要な窓プロパティを返します。これらのプロパティは、「パワーと周波数推定」VIや「スペクトル単位変換」VIなど、パワースペクトルに演算を実行するVIを使用する際に役立ちます。

yが出力シーケンス窓処理後のXを示す場合、「スケールされた時間領域窓」VIは次の式によってyの要素を求めます。

ここで、i = 0, 1, 2, …で、

また、wiおよびcgは、スケールなしの窓の係数とコヒーレントゲインです。

また、このVIは、選択された窓のコヒーレントゲイン (CG) と等価ノイズ帯域幅 (ENBW) を返します。余弦窓では、これら2つのプロパティは定数です (以下の表を参照)。

窓タイプCGENBW
境界1.01.0
ハニング0.51.5
ハミング0.541.362826
ブラックマン・ハリス0.423231.708538
完全ブラックマン0.426590713671.693699
ブラックマン0.421.726757
フラットトップ0.2155789483.770246506303
4項ブラックマン・ハリス0.358752.004353
7項ブラックマン・ハリス0.271051400693424152.631905
低サイドローブ0.3232152182.215350782519
ブラックマン・ナットール0.36358191.9761117

Xが空の入力配列で、選択された窓が余弦窓の場合、このVIは窓プロパティを返します。Xが空の入力配列で、選択された窓が余弦窓でない場合、このVIは窓プロパティをNaNに設定してエラーを返します。三角カイザードルフ・チェビシェフガウス窓の場合、窓プロパティは窓の長さと窓のパラメータによって異なります。