コントローラ出力の変化率を制限します。このVIを制御アプリケーションでPID VIの直後に配置します。単一の制御ループを実装するには、このVIのDBLインスタンスを使用します。並列マルチループ制御を実装するには、DBL配列インスタンスを使用します。


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マルチループPID制御アプリケーションでは、この多態性VIのDBL配列インスタンスを使用してください。この場合、入力 (コントローラ出力) 入力により、出力配列の長さが決まります。他の入力配列は、入力 (コントローラ出力) 入力と同じである必要はありません。このVIは、以下のように他の入力配列を入力 (コントローラ出力) 入力と同じ長さに変更します。

  • 入力配列が入力 (コントローラ出力) 入力よりも長い場合、入力配列は入力 (コントローラ出力) 入力の長さで切り捨てられます。配列内の追加値は使用されません。
  • 入力配列が入力 (コントローラ出力) 入力よりも短い場合は、サイズが入力 (コントローラ出力) 入力のサイズに一致するまで、入力配列の最後の値が繰り返されます。

こうすることで、各出力計算に使用する必要がある入力を、このVIに渡す配列で繰り返し指定する必要がなくなります。その代わりに、各出力計算に使用する単一値を配列に含めることができます。

サンプルプログラム

LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

  • labview\examples\control\PID\PID with Noise Plant.vi