選択した多態性インスタンスのオートチューニング法に基づいてPIDコントローラのパラメータを制御します。PIDコントローラを作成およびチューニングするために、このVIをPIDまたはPID上級などの他のPID VIと一緒にアプリケーション内で使用できます。使用する多態性インスタンスを手動で選択する必要があります。


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入力/出力

  • cnclst.png オートチューニングパラメータ

    オートチューニングパラメータは、オートチューニングプロセスで使用されるさまざまなパラメータを指定します。

  • cu16.png コントローラタイプ

    コントローラタイプは、チューニングプロセスの出力として返すパラメータを指定します。

    0P―比例パラメータだけを返すように指定します。
    1PI―比例パラメータと積分パラメータを返すように指定します。
    2PID―比例、積分、微分パラメータを返すように指定します。
  • ci32.png リレーサイクル

    リレーサイクルは、限界ゲインと限界周期の決定に使用する目標値リレーサイクルの数を指定します。サイクルの数が多いほどパラメータの見積もりは正確になりますが、システムによっては多数のサイクルの処理に時間がかかる場合があります。

  • cdbl.png リレー振幅

    リレー振幅は、目標値リレー動作の振幅を指定します。目標値リレーは、「目標値リレー振幅 」と「目標値 + リレー振幅 」の間です。

  • cu16.png 制御仕様

    制御仕様は、オートチューニングプロセスにより決定されるPIDパラメータに必要な応答パフォーマンスを指定します。

    0通常―通常の応答性能を指定します。
    1高速―高速の応答性能を指定します。一般的に、応答が速いほど立ち上がり時間が短くなります。
    2低速― (デフォルト) 低速応答性能を指定します。通常、応答を遅くすると、オーバーシュートが小さくなります。
  • cdbl.png PVノイズレベル

    PVノイズレベルは、プロセス変数のノイズレベルの見積もりを指定します。この値は、目標値リレー動作のヒステリシスとして使用されます。

  • cdbl.png 操作変数

    操作変数には、直接制御する変数の値を変更するために、作動誤差信号の機能として変更する量または前件部を指定します。操作変数は、コントローラ出力とも呼ばれます。

  • cdbl.png 目標値

    目標値は、制御されているプロセス変数の目標値を指定します。

  • cdbl.png プロセス変数

    プロセス変数には、制御されているプロセス変数の測定値を指定します。この値は、フィードバック制御ループのフィードバック値と同じです。

  • cnclst.png PIDゲイン入力

    PIDゲイン入力には、コントローラの比例ゲイン、積分時間、微分時間パラメータを指定します。

  • cdbl.png 比例ゲイン (Kc)

    比例ゲイン (Kc) は、コントローラの比例ゲインを指定します。デフォルトは1です。

    PIDコントローラを定義する式で、 KCは比例ゲインを表します。

  • cdbl.png 積分時間 (Ti, min)

    積分時間 (Ti, min) は、積分時間を分単位で指定します。デフォルトは0.01です。

  • cdbl.png 微分時間 (Td, min)

    微分時間 (Td, min) は、微分時間を分単位で指定します。デフォルトは0です。

  • cdbl.png dt (s)

    dt (s) には、このVIが呼び出される間隔を秒数で指定します。dt (s) がゼロ以下の場合、このVIは分解能1ミリ秒の内蔵タイマーを使用します。デフォルト値は –1です。PID VIまたはPID上級VIで使用するdt (s) と同じ値を使用してください。

  • cbool.png 再初期化? (F)

    再初期化?には、統合されたエラーなど、コントローラの内部パラメータを再初期化するかどうかを指定します。アプリケーション全体を再起動せずに、制御ループを停止して再開することが必要な場合は、再初期化?をTRUEに設定します。デフォルトはFALSEです。

  • cbool.png オートチューニング? (F)

    オートチューニング?には、オートチューニングを開始することを指定します。この入力には、ラッチ機械的動作をする、デフォルト値がFALSEのブール制御器を配線してください。デフォルトはFALSEです。

  • idbl.png 目標値出力

    目標値出力は、更新された目標値を返します。

  • idbl.png プロセス変数出力

    プロセス変数出力は、プロセス変数の値を返します。オートチューニング?がTRUEの場合、この出力は0を返します。

  • ibool.png チューニング完了?

    チューニング完了?は、オートチューニングプロセスが完了するとTRUEを返します。この出力は、PIDゲイン入力を更新するタイミングの決定に使用できます。

  • inclst.png PIDゲイン出力

    PIDゲイン出力は、オートチューニングプロセスの完了時に、更新されたPIDゲインパラメータを返します。通常の出力値は、PIDゲイン入力入力の値と同じです。

  • idbl.png 比例ゲイン (Kc)

    比例ゲイン (Kc) は、コントローラの比例ゲインを返します。

  • idbl.png 積分時間 (Ti, min)

    積分時間 (Ti, min) は、積分時間を分単位で返します。

  • idbl.png 微分時間 (Td, min)

    微分時間 (Td, min) は、微分時間を分単位で返します。

  • inclst.png チューニングされたPIDゲイン

    チューニングされたPIDゲインは、チューニングされたコントローラの比例ゲイン、積分時間、微分時間パラメータを返します。

  • idbl.png 比例ゲイン (Kc)

    比例ゲイン (Kc) は、コントローラの比例ゲインを返します。

  • idbl.png 積分時間 (Ti, min)

    積分時間 (Ti, min) は、積分時間を分単位で返します。

  • idbl.png 微分時間 (Td, min)

    微分時間 (Td, min) は、微分時間を分単位で返します。

  • サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\control\PID\Autotuning PID Online and Inline.vi