ペーンで使用する背景画像を設定します。LabVIEWでは、BMP、JPEG、PNGが背景画像としてサポートされているグラフィック形式です。

このプロパティはペーンプロパティダイアログボックスの外観ページにある参照オプションに似ています。

ピクチャを使用して画像を設定する場合、このメソッドを使用する前に「ピクチャからピックスマップに変換」VIを使用して、データを画像データクラスタに変換します。画像を設定するファイルを使用するには、「JPEGファイルを読み取る」、「PNGファイルを読み取る」、または「BMPファイルを読み取る」VIで、このメソッドを使用する前にデータを画像データクラスタに変換します。

要素

名前 説明
画像タイプ 後の使用のために予約済。
画像深度 画像の各ピクセルを表示するのに使用するビット数である、画像のカラー深度を指定します。有効な値は、1ピクセルあたり148、および、24ビットです。画像深度は、LabVIEWでの画像および色の値の解釈方法に影響します。
画像

ラスター順で画像にある各ピクセルの色を表すバイトの1D配列です。画像深度の値は、LabVIEWでのこの入力値の解釈方法を指定します。

画像深度が24の場合、各ピクセルは3バイトで色を表示します。各ピクセルの最初のバイトは赤の値、2番目のバイトは緑の値、そして、3番目の値は青の値を示します。

画像深度が8の場合、各ピクセルは1バイトで色を表示します。各ビットの値は色の要素に対応します。この色は、最上位バイトが0で、赤・緑・青の値の順に表される32ビットRGB値を格納します。有効な値は0から255です。

画像深度が4の場合、この動作は、0から15を含む画像の有効値を除いて、画像深度が8の場合と似ています。

画像深度が1の場合、画像では、すべての0の値が色の要素0に対応しています。その他のすべての値は、色の要素1に対応します。

マスク ピクセルについてマスク情報を記述する各ビットのバイトの配列です。最初のバイトは最初の8ピクセルを表し、2番目のバイトはその次の8ピクセルを表すというようになります。1ビットが0の場合、LabVIEWでは対応するピクセルを透明として描画します。配列が空の場合、LabVIEWでは透明度なしですべてのピクセルを描画します。画像内の各ピクセルに対して配列に1ビットが含まれない場合、LabVIEWは透明度なしで配列から欠如したピクセルを描画します。

画像でRGBカラーの値に対応するRGBカラー値の配列です。画像深度の値は、LabVIEWでのこの入力値の解釈方法を指定します。

画像深度が24の場合、LabVIEWはこの入力を無視します。

画像深度が8の場合、配列には256の要素があります。

画像深度が4の場合、配列には16の要素があります。

画像深度が1の場合、配列には2の要素があります。

境界 画像を描くための境界枠を表す座標を含むクラスタです。VIは、境界の幅と高さに合わせて画像をクリップします。境界枠の右下隅には画像ピクセルは含まれません。水平座標は右方向に増加し、垂直座標は下方向に増加します。
  • 左―境界の左端の水平座標です。
  • 上―境界の上端の垂直座標です。
  • 右―境界の右端の水平座標です。
  • 下―境界の下端の垂直座標です。

備考欄

以下の表は、このプロパティの特性の一覧です。

短い名前 BackgroundImage
データタイプ ccclst.png
権限 読み取り/書き込み
ランタイムエンジンで使用可能 はい
リアルタイムオペレーティングシステムで利用可能 はい
VI実行中に設定可能 はい
フロントパネルをメモリにロード はい
使用前に認証が必要 いいえ
ブロックダイアグラムをメモリにロード いいえ
リモートアクセス可能 はい