GPIB RQS待機関数
- 更新日2025-07-30
- 4分で読める
アドレス文字列で指定されたデバイスがRQSをアサートするまで待機します。
指定したデバイスの特定の状態を待機するには、「GPIB待機」関数を使用します。
タイムアウトおよびアドレスデフォルトの詳細は、「GPIB関数デフォルト」関数を参照してください。
入力/出力
アドレス文字列
—
アドレス文字列には、関数が通信を行うGPIBデバイスのアドレスが含まれています。 アドレス文字列には、プライマリ+セカンダリの形式を使用して、プライマリアドレスとセカンダリアドレスの両方を入力できます。プライマリとセカンダリの両方は10進数値であるため、たとえばプライマリが2でセカンダリが3の場合、アドレス文字列は2+3となります。 アドレスが指定されていない場合、関数は文字列を読み書きする前にアドレス指定を実行しません。別の方法でこれらのコマンドを送信したとみなすか、または、別のコントローラがコントローラインチャージでアドレス指定を実行するものとみなします。コントローラがデバイスのアドレスを指定することになっている場合でも、タイムリミットが切れる前にそのアドレス指定を実行しないと、関数はGPIBエラー6 (タイムアウト) で終了し、ステータスでビット14を設定します。GPIBがコントローラインチャージでない場合は、アドレス文字列を指定しないでください。 LabVIEWで使用できるGPIBコントローラが複数ある場合、「ID:アドレス」形式 (アドレスが不要な場合は「ID:」) のアドレス文字列の接頭辞で、特定の関数によって使用されるコントローラを決定します。たとえば、GPIBコントローラ2をアドレス3にトークするように設定するには、2:3の接頭辞を使用します。コントローラIDが存在しない場合、関数はコントローラ (またはバス) 番号0をデフォルトに設定します。
タイムアウト (ms) (488.2 グローバル)
—
タイムアウト (ms) は、関数がタイムタウトするまで待機する時間をミリ秒単位で指定します。 操作は、タイムアウト (ms) の制限時間内に完了しない場合は終了します。タイムアウトを無効にするには、タイムアウト (ms) を0に設定します。 488.2グローバルタイムアウトを使用する場合は、タイムアウト (ms) を未配線にしておくか、入力を-1に設定します。次に「タイムアウト設定」関数を使用して、タイムアウト (ms) のデフォルト値を変更します。デフォルトは10000です。
エラー入力
—
エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
ポール応答バイト
—
ポール応答バイトは、指定デバイスからシリアルポールの結果を返します。SRQIが設定されている場合、関数が指定されたアドレスでデバイスをポーリングして、デバイスがサービスを要求したかどうかを確認します。 指定されたデバイスがサービスを要求する (RQSビット―デバイスのステータスバイトレジスタでビット6がTRUE) 場合、関数はシリアルポール応答を返します。 アドレス文字列で指定されたデバイスがタイムアウトの制限時間内に応答しない場合、ポール応答バイトは-1となります。 メモ ポール応答バイトのビット定義は、計測器により異なります。
エラー出力
—
エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
アドレス文字列
—
タイムアウト (ms) (488.2 グローバル)
—
エラー入力
—
ポール応答バイト
—
エラー出力
—