アプリケーションスレッドの実行を中断して、タイムアウトで指定された制限時間の間イベントタイプを待機します。


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入力/出力

  • cu32.png タイムアウト (0)

    タイムアウトは、関数がイベントを待機する時間 (ミリ秒) です。

  • cvsrn.png VISAリソース名

    VISAリソース名は開くリソースを指定します。VISAリソース名制御器は、セッションとクラスの指定にも使用できます。

  • cu32.png イベントタイプ (すべて有効)

    イベントタイプは論理イベント識別子です。

    以下のVISAイベントタイプから選択できます。

    サービス要求0x3FFF200B
    トリガ0xBFFF200A
    クリア0x3FFF200D
    VXI信号0x3FFF2020
    VXI/VME割り込み0xBFFF2021
    VXI/VMEシステム不合格0x3FFF201D
    VXI/VMEシステムリセット0x3FFF201E
    GPIB CIC0x3FFF2012
    GPIBトーク0x3FFF2013
    GPIBリスン0x3FFF2014
    PXI割り込み0x3FFF2022
    シリアルブレーク0x3FFF2023
    シリアル終端文字0x3FFF2024
    シリアルCTS0x3FFF2029
    シリアルDSR0x3FFF202A
    シリアルDCD0x3FFF202C
    シリアルRI0x3FFF202E
    シリアル文字0x3FFF2035
    USB割込み0x3FFF2037
    有効化されたすべて (デフォルト)0x3FFF7FFF

    イベントタイプの詳細情報については、『NI-VISA へルプ』を参照してください。

  • cvsrn.png イベントクラス (一般イベント)

    イベントリソースクラスは、関数が待機するイベントクラスを指定します。デフォルトは、関数がイベントクラスのすべてを認識することを意味する一般イベントです。

  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • ivsrn.png VISAリソース名出力

    VISAリソース名は、VISA関数が返すVISAリソース名のコピーです。

  • iu32.png イベントタイプ出力

    イベントタイプ出力は、待機に成功した場合、受信されるイベントタイプを識別します。

  • ivsrn.png イベント

    イベントは、待機に成功すると、有効になります。

    イベントの詳細情報については、イベントプロパティノードに配線してください。イベントのテストが終了したら、イベントを「VISA クローズ」関数に配線してください。
  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • この関数、I/O操作を同期的または非同期的に実行するように設定できます。デフォルトでは、この関数はI/O操作を非同期的に処理します。関数を右クリックし、ショートカットメニューから同期I/Oモード»同期を選択して、指定されたイベントのオカーレンスを同期的に待機します。

    メモ ほとんどのアプリケーションでは、4台以下の計測器と通信を実行している場合、同期的な呼び出しの速度が多少向上します。5台以上の計測器と通信を実行している場合、非同期の操作によってアプリケーションの速度が大幅に向上します。LabVIEWのデフォルトは非同期I/Oです。

    コンテキストの定義の詳細は、個々のイベントの説明を参照してください。指定されたイベントタイプがすべてのイベント (0x3FFF7FFF) の場合、操作は指定されたセッションに対して有効に設定されたすべてのイベントを待機します。

    メモ VISA Wait on Event関数を使用する前に、指定されたセッションに対して VISA Enable Event 関数を呼び出す必要がある。

    セッションのイベントキューが一杯になった後に受信される新しいイベントは破棄されます。各セッションのイベントキューのデフォルトサイズは50です。50個以上の未処理イベントが発生することが予想される場合、General Settings:Maximum Queue Lengthプロパティを使用してイベントキューサイズをプログラム的に設定できます。

    サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\Instrument IO\Serial\Detect Serial Break Event.vi