クライアントとして指定されたTCPソケットでTLS (Transport Layer Security) 接続をネゴシエートします。成功すると、接続は透過的に暗号化されます。そうでない場合、接続は閉じます。


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入力/出力

  • ci32.png タイムアウト (ms)

    タイムアウト (ms) は、関数がタイムタウトするまで待機する時間をミリ秒単位で指定します。値-1を指定すると無限に待機します。デフォルト値は、25000です。

  • cncrn.png TCP接続

    TCP接続は、TCP接続を固有に識別するネットワーク接続リファレンスを指定します。

  • cgnrn.png 変更不可TLS構成

    変更不可TLS構成は、変更不可なTLS構成へのリファレンスを指定します。

  • cstr.png サーバホスト名

    サーバホスト名は、接続しているサーバのホスト名を指定します。サーバホスト名がサーバ証明書に示されているホスト名と一致しない場合、この関数はサーバホスト名を確認してTLSネゴシエーションは失敗します。サーバホスト名が指定されていない場合、この関数は確認をスキップします。

  • cerrcodeclst.png エラー入力

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • cenum.png サーバ証明書検証

    サーバ証明書検証は、サーバ証明書の要件を指定します。

    0Any Trusted CA (デフォルト)―OSが提供する認証機関 (CA) または「TLS構成に信頼された証明書を追加」関数を使用して明示的に追加されたCAによって署名されたサーバ証明書を必要とします。
    1なし―サーバ証明書を必要としません。このオプションを選択すると、TLS接続は機密性を提供しますが、認証は提供しません。
    メモ このオプションを選択すると、セキュリティ上の脆弱性が生じます。このオプションは、デバッグおよび開発目的にのみ使用してください。デプロイされたシステムではこのオプションを使用しないでください。
  • incrn.png TLS接続

    TLS接続は、TLS接続を固有に識別するネットワーク接続リファレンスを返します。後続の関数呼び出しでこのTLS接続を参照するには、この値を使用します。

  • i1dcclst.png サーバ証明書チェーン

    サーバ証明書チェーンは、サーバによって提供されるDER (Distinguished Encoding Rules) 証明書の配列を返します。配列の最初の要素はサーバの証明書です。

  • i1du8.png certificate

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • メモ TLS ネゴシエーションが失敗した場合、TCP 接続は閉じられ、以降の TLS 接続? の呼び出しは FALSE を返します。

    サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\Data Communication\Protocols\TLS\Connect to TLS Server.vi