ファイルを開く/作成/置換関数
- 更新日2025-07-30
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ファイルダイアログボックスを使用して、既存ファイルをプログラム的または対話的に開いたり、新規ファイルを作成したり、既存ファイルを入れ替えたりします。この関数は、LLBのファイルに作用しません。

入力/出力
プロンプト
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プロンプトは、ファイルダイアログボックスのファイルとディレクトリ (またはフォルダ) のリストの上に表示されるメッセージです。
ファイルパス (ダイアログを使用)
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ファイルパスはファイルへの絶対パスです。 ファイルパスを配線しない場合、この関数はファイルを選択するダイアログボックスを表示します。空パスまたは相対パスを指定すると、この関数はエラーを返します。ファイルパスが存在しないディレクトリのパスの場合、この関数はエラーを返します。「フォルダを作成」関数を使用して、新規のフォルダを作成します。
操作 (0:open)
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操作は、実行する操作です。ダイアログボックスをキャンセルすると、エラー43が発生します。
アクセス (0:read/write)
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アクセスは、ファイルへのアクセス方法を指定します。 デフォルトは読み取り/書き込みです。
エラー入力
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エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。
バッファを無効 (F)
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バッファを無効は、ファイルをバッファ処理しないで開くかどうかを指定します。デフォルトはFALSEです。 RAID (Redundant Array of Independent Disks) でデータファイルを読み書きするには、データ転送速度を高めるためにバッファ処理を行わずにファイルを開くことをお勧めします。バッファを無効にするには、バッファを無効入力にTRUE値を配線します。 メモ 転送するデータ量が小さい場合、バッファ処理を無効にしても違いが見られないことがあります。
(macOSおよびLinux) LabVIEWはこの入力を無視します。
refnum出力
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refnum出力はオープンファイルのリファレンス番号です。 ファイルを開くことができない場合、値は非Refnumになります。
キャンセルされた
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キャンセルされたは、ファイルダイアログボックスをキャンセルする、またはアドバイスダイアログボックスで置き換え値を選択しない場合TRUEとなります。
エラー出力
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エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。 |
ダイアログプロンプトまたはデフォルトのファイル名はオプションで指定できます。この関数は、中級レベルの「ファイルに書き込む」または「ファイルから読み取る」関数と一緒に使用します。「ファイルを閉じる」関数を使用して、ファイルへのリファレンスを閉じます。
サンプルプログラム
LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。
- labview\examples\File IO\Spreadsheet\Tab-Delimited Data\Tab-Delimited Data.lvproj
プロンプト
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ファイルパス (ダイアログを使用)
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操作 (0:open)
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エラー入力
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バッファを無効 (F)
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refnum出力
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キャンセルされた
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エラー出力
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