ソースパスで指定したファイルまたはディレクトリをターゲットパスで指定した場所に移動します。ディレクトリを移動する場合、この関数はディレクトリのすべての内容を再帰的に新規の位置に移動します。この関数を使用して、ファイルをLLBへ移動したりLLBから移動することはできません。


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入力/出力

  • cstr.png プロンプト (移動のためにターゲットパスを選択または入力)

    プロンプトは、ファイルダイアログボックスのファイルとディレクトリ、または、フォルダリストの下に表示されるメッセージです。

  • cpath.png ソースパス

    ソースパスは、処理するファイルまたはディレクトリの絶対パスを指定します。

    空パスまたは相対パスを指定すると、この関数はエラーを返します。
  • cpath.png ターゲットパス (ダイアログを使用)

    ターゲットパスは、処理するファイルまたはディレクトリの新規の絶対パス (新規ファイル名またはフォルダ名を含む) です。

    ターゲットパスには、書き込み権限のあるファイルまたはディレクトリを指定する必要があります。権限がないと、この関数はファイルまたはディレクトリを移動せずにエラーを返します。
    ヒント権限を設定」関数を使用して、ファイルまたはディレクトリの権限を設定します。
    この関数を実行する前に、ターゲットパスが存在することを確認する必要があります。ターゲットパスの最後のコンポーネントが存在しない場合、このVIは、ソースパスに指定されたファイルまたはフォルダの名前をこのコンポーネント名に変更し、そのファイルまたはフォルダをターゲット先に移動します。詳細については、以下の例を参照してください。ターゲットパスが空 (デフォルト) の場合、この関数はファイルまたはフォルダを選択するダイアログボックスを表示します。空パスまたは相対パスを指定すると、この関数はエラーを返します。

    例: CドライブのsourceフォルダをDドライブのdestフォルダへ移動します。

    入力/出力メモ
    ソースパスC:\source
    ターゲットパスD:\dest
    新規パスD:\dest\sourceターゲットパスdestフォルダが存在する場合、この関数はsourceフォルダをdestフォルダへ移動します。
    新規パスD:\destターゲットパスdestフォルダが存在しない場合、この関数はsourceフォルダの名前をdestに変更し、sourceフォルダの内容をすべてdestフォルダに移動します。

    例: C:\sourceにあるtest.txtファイルをDドライブのdestフォルダに移動します。

    入力/出力メモ
    ソースパスC:\source\test.txt
    ターゲットパスD:\dest
    新規パスD:\dest\test.txtターゲットパスdestフォルダが存在する場合、この関数はtest.txtファイルをdestフォルダへ移動します。
    新規パスD:\destターゲットパスdestフォルダが存在しない場合、この関数はtest.txtファイルの名前をdestに変更し、このファイルをDドライブへ移動します。
  • cbool.png 上書き (F)

    上書きは、関数によってターゲットパスにある既存のファイルまたはフォルダが上書きされるかどうかを指定します。固有なファイルを含むフォルダを上書きすると、LabVIEWはこれらのファイルを新規フォルダに移動します。(macOSおよびLinux) このパラメータをTRUEに設定してもLabVIEWは読み取り専用ファイルを上書きしません。

  • cerrcodeclst.png エラー入力

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • ipath.png 新規パス

    新規パスは、ファイルまたはディレクトリの新しい位置を指定します。この処理が不成功の場合、この関数は新規パス<無効パス>に設定します。

  • ibool.png キャンセルされた

    キャンセルされたは、ファイルダイアログボックスをキャンセルするとTRUEになります。

    それ以外は、関数がエラーを返した場合でもキャンセルされたがFALSEになります。
  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。