ブール配列を、配列を数値のバイナリ表記であると解釈して整数または固定小数点数に変換します。配列の最初の要素は数値の最下位ビットに一致します。


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入力/出力

  • c1dbool.png ブール配列

    ブール配列はブール値の1次元配列です。

    ブール配列が長すぎる場合、この関数は切り捨てを行います。ブール配列が短すぎる場合、この関数は、符号拡張モード (関数を右クリックして選択) に基づいてブール配列をパッドします。

    • なし―この関数は、ブールFALSEビットでブール配列をパッドします。
    • 出力が符号付きの場合―(デフォルト) 出力が符号なしの場合、この関数はブールFALSEビットでブール配列をパッドします。出力が符号付きの場合、この関数は、配列の最後の要素でブール配列をパッドします。
    • 常に―この関数は、配列の最後の要素でブール配列をパッドします。
  • iu32.png 数値

    数値は、整数または固定小数点数です。

    数値の数値表現は、プロパティダイアログボックスの出力構成ページで変更できます。プロパティダイアログボックスは、関数を右クリックしてプロパティを選択すると表示されます。

  • 以下の表は、ブール配列数値の関係を示したものです。

    ブール配列 出力表記法 符号拡張モード 2進数値 数値
    {False, True} I8 出力が符号付きの場合 11111110 -2
    {False, True} U8 出力が符号付きの場合 00000010 2
    {FALSE, TRUE, FALSE, TRUE} I8 常に 11111010 -6
    {FALSE, TRUE, FALSE, TRUE} I8 利用しない 00001010 10
    {FALSE, FALSE, TRUE, FALSE, TRUE} U8 出力が符号付きの場合 00010100 20
    {FALSE, FALSE, TRUE, FALSE, TRUE} U8 常に 11110100 244

    FPGAモジュールの詳細

    以下の説明は、このオブジェクトをFPGA VIで使用する場合に適用されます。

    メモ 以下の詳細は、LabVIEW FPGAモジュールのバージョンごとに変更される場合があります。
    シングルサイクルタイミングループ サポートあり
    Usage FPGAモジュールは、コンパイル時に固定サイズに決定する1次元配列のみをサポートしています。「ブール配列を数値に変換」関数は、デフォルトで固定サイズ配列をその配列サイズに収まる最小の符号なし整数表記に変換します。
    タイミング この関数は、内部レジスタを持たないため実行クロックサイクルを必要としません。
    プロパティダイアログボックス 出力構成ページのソースに適応チェックボックスがオンである時、配列のサイズに基づいて数値のデータタイプが変更されます。以下は、数値の配列サイズとデータタイプの関係を示しています。
    • 配列サイズが0~8 (0と8を含む) の範囲内である場合、数値のデータタイプはU8です。
    • 配列サイズが9~16 (9と16を含む) の範囲内である場合、数値のデータタイプはU16です。
    • 配列がその他のサイズの場合、数値のデータタイプはU32です。たとえば、ブール配列がサイズ9の固定サイズ配列である場合、数値のデータタイプはU16です。
    • 配列の要素数が33~64 (33と64を含む) の範囲内であり、すべてが数字で表示されるようにするには、ソースに適応チェックボックスをオフにする必要あがあります。配列の要素数が64を超える場合、配列からの要素の一部が数字で表示されないことがあります。
    リソース この関数は単なる配線操作であるため、FPGAリソースを必要としません。