タイプ不一致入力のいずれかのデータタイプと同じである場合、発呼者VIを壊します (タイプ定義とタイプ名は無視します)。

この関数は実行時には何もしません。この関数をタイプ特化ストラクチャと併せて使用すると、特定のデータタイプ用に順応性VI (.vim) のコードの一部をカスタマイズしたり、順応性VIが特定のデータタイプを拒否するように強制したりできます。


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入力/出力

  • cfxdt.png タイプ

    タイプは、入力データタイプを指定します。

    LabVIEWは、この入力に接続されているワイヤ上のランタイム値をすべて無視します。

  • cfxdt.png 不一致

    不一致は、タイプと比較するデータタイプを指定します。

    この入力のデータタイプを設定するには、希望のデータタイプの定数または制御器を不一致に配線します。タイプと比較する各不一致入力に対して1つのデータタイプを配線します。LabVIEWは、この入力に接続されているワイヤ上のランタイム値をすべて無視します。

  • 順応性VIで予期しない動作を回避する

    順応性VIで予期しない動作を回避するには、この関数を使用して、タイプ特化ストラクチャの特定のサブダイアグラムで、それより前のサブダイアグラムで受け入れさせたいデータタイプを強制的に拒否させます。

    たとえば、タイプ特化ストラクチャの最初のサブダイアグラムに順応性VIのデータタイプA用のコードを作成したとします。入力データタイプがAの場合、タイプ特化ストラクチャは最初のサブダイアグラムを受け入れる必要があります。しかし、最初のサブダイアグラムのコードがデータタイプと無関係な理由 (サブVIが壊れていた場合など) で壊れた場合、タイプ特化ストラクチャは、最初のサブダイアグラムを拒否し、残りのサブダイアグラムを順にコンパイルしようとします。この状況で発生する可能性のある問題は、残りのサブダイアグラムの1つもデータタイプAを受け入れる場合です。この場合、順応性VIは壊れませんが、データタイプAに対して予期しない動作をする可能性があります。

    FPGAモジュールの詳細

    以下の説明は、このオブジェクトをFPGA VIで使用する場合に適用されます。

    メモ 以下の詳細は、LabVIEW FPGAモジュールのバージョンごとに変更される場合があります。
    シングルサイクルタイミングループ サポートあり
    Usage この関数は実行時には何もしません。入力タイプが指定された不一致入力のいずれかのデータタイプと同じ場合、発呼者VIを壊します。
    タイミング この関数は実行時には何もしないため、実行クロックサイクルを必要としません。
    リソース この関数は実行時には何もしないため、FPGAリソースを消費しません。

    サブタイプを使用してデータタイプを処理する

    データタイプが配列、クラスタ、および一部のrefnumなどのようにサブタイプを持つ場合、この関数は、配列の次元およびサブタイプはチェックしますが、サブタイプ名はチェックしません。たとえば、入力データタイプがバリアントの1D配列で、指定された不一致データタイプがバリアントの2D配列またはスカラの1D配列である場合、発呼者VIは壊れません。入力データタイプが「講義」という名前の文字列と「学生数」という名前の符号なし8ビット整数によるクラスタで、指定された不一致データタイプが「講義1」という名前の文字列と「サイズ」という名前の符号なし8ビット整数によるクラスタである場合、2つのクラスタのサブタイプの名前は異なりますが、サブタイプが同じであるため、発呼者VIは壊れます。