文字列の配列を相対または絶対パスに変換します。

配列内に空の文字列がある場合、空の文字列の前のディレクトリ位置はパス出力から削除されます。これは、ディレクトリ階層で1つ上のレベルに移動する動作と似ています。

メモ

空の文字列は、1つ上のディレクトリレベルに移動する動作をトリガする唯一の配列要素です。「.」「..」などの従来のパス ナビゲーション記号を含む、配列内のその他の値はフォルダ名またはファイル名として扱われ、出力パスに追加されます。


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入力/出力

  • cbool.png 相対

    相対は、作成する相対パスまたは絶対パスを示します。

    Trueの場合、関数は相対パスを作成します。False (デフォルト) の場合、絶対パスを作成します。Falseに設定し、指定されたパスが絶対パスとして有効でない場合 (たとえば、パスが上のレベルに移動することを意味する場合)、関数はパス<無効パス>に設定します。

    メモ

    relative = TRUEの場合、LabVIEWは最初の配列要素を現在の位置に対するディレクトリ名として厳密に解釈します。

    relative = FALSEの場合、LabVIEWは最初の要素をボリューム識別子として扱い、コロンを追加して絶対パスを形成します(例: Windowsの場合)。

    たとえば、配列の最初の要素に「Dir」、2番目の要素に「test」があり、相対 = FALSEに設定されている場合、関数は絶対パスDir:\testを生成します。

  • c1dstr.png 文字列の配列

    文字列の配列には、作成するパスの構成要素の名前が含まれています。

    最初の要素は、パス階層の最高レベル (複数のボリュームをサポートしているファイルシステムの場合はボリューム名) で、最後の要素は階層の最後の要素です。空の文字列が含まれている要素は、階層のレベルを1つ上に移動するようにLabVIEWに指定します。

    メモ 文字列配列内にある各文字列は、完全なパスを構成する1つの要素を表す必要があります。部分パスは異なるディレクトリ分離記号を使用するプラットフォームで無効なパスを生成する場合があるため、test\subtestなどの部分パスは配列要素として有効でありません。
  • ipath.png パス

    パスは結果のパスです。

  • たとえば、この関数を含むVIへのパスがc:\dir1\main.viとします。この関数と使用して、c:\dir1\dir2\called.viなどの別のVIへの相対パスを作成するには、TRUEを相対に配線します。文字列の配列で、dir2を最初の要素として入力して、called.viを第2の要素として入力します。関数は、dir2\called.viの相対パスを返します。「パス作成」関数を使用して、「現在のVIのパス」関数の出力へ相対パスを追加します。

    c:\dir1\dir2\called.viへの絶対パスを作成するには、FALSEを相対に配線します。文字列の配列では、cを最初の要素、dir1を第2の要素、dir2を第3の要素、called.viを第4の要素として入力します。関数は、c:\dir1\dir2\called.viの絶対パスを返します。