RTターゲットエラーの対処方法



使用ソフトウェア: LabVIEW Modules>>Real-Time Module
使用ソフトウェア・バージョン: N/A
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:


RTターゲットに接続をすると、下の写真のようなRTターゲットエラーが発生します。OKをクリックすると、その後は問題なく使用できるのですが、毎回出てくるので気になります。これはどんなエラーですか?またどうすればこのエラーを回避することができますか?





解決策:
RealtimeOSを使用したターゲットでは、電源投入時にダウンロードされた実行ファイル(スタートアップVI)を起動させるというオプションがあります。
そのオプションが選択されていると、電源投入時に実行ファイルがダウンロードされているフォルダを検索します。そのときに実行ファイルが存在している場合はその実行ファイルを起動しますが、実行ファイルがない場合は上記のエラーを返します。以下のステップで設定を変更してください。

  • BIOSの設定を変更する。

    RTシステムのBIOSでスタートアップVIを有効にするかどうかの設定ができます。
    1. PXI電源投入直後からBIOS画面に遷移する間、DELキーを数回、連続して押下しBIOS Setup Utilityを起動します。

    2. Mainメニューに「LabVIEW RT Options」がある場合
    2.1 Advancedメニューを選択し、LabVIEW RT Optionsを選択しEnterキーを押します。
    2.2 LabVIEW RT OptionsのDisable Startup VIから「Yes」を選択します。
    2.1 F10 キーを押し、変更を保存します。

    3.Mainメニューに「LabVIEW RT Options」がない場合
    3.1 LabVIEW RT メニューを選択し、Disable Startup VIを選択し、Enterキーを押します。
    3.2 「Yes」を選択します。
    3.3 F10キーを押し、変更を保存します。

  • ホストのRTオプションを変更する。
    1.ホストPCからLabVIEWを起動し、RTターゲットに接続します。
    メニューバーのツールRTターゲット(IPアドレス)オプションを選択し、出てきたプルダウンメニューからRTターゲット:その他を選択します(写真参照)。「起動時にアプリケーションを開始」のチェックボックスにチェックが入っている場合ははずしてください。





  • スタートアップVIを削除する。
    スタートアップVIはRTターゲットのC:/ni-rt/STARTUP/というフォルダの中にあります。フォルダにはFTPでアクセスできます(例:10.128.1.214がIPアドレスの場合→ftp://10.128.1.214/ni-rt/STARTUP/)。STARTUPフォルダ内に.exeファイルがある場合は削除もしくは移動してください。RTのバージョンによってはSTARTUP.exeは削除できない場合があります。その場合は、.exeファイルの名前を変更することで削除できます。


  • 関連リンク:

    LabVIEW RT getting Started(英語)
    LabVIEW Real-Time Module User Manual(英語)



    添付:


    RT Option.GIF - RT Option.GIFrt startup error.JPG - rt startup error.JPG



    報告日時: 11/28/2000
    最終更新日: 06/11/2009
    ドキュメントID: 23RHHT4U