原点プロパティを使用してフロントパネル表示領域を制御する方法



使用ソフトウェア:
使用ソフトウェア・バージョン: 8.0
使用ソフトウェア・バージョンに特化: N/A
二次のソフトウェア: N/A

問題:
VIの実行中にフロントパネルのスクロールバーを使用して、制御器などが配置してある領域から何も表示されていない領域まで画面をスクロールすることが可能ですが、アプリケーションを配布する際にエンドユーザがこの空白領域を表示してしまうことを防ぐ場合、プログラム的に制御することは可能ですか。

解決策:
こちらはフロントパネルの原点プロパティノードを利用することによって可能です。VIの実行中にフロントパネルの現在の原点座標値を読み取り、ユーザがフロントパネルをスクロールして原点座標値が変更された際にリセットすることができます。これによりユーザがフロントパネルの空白領域を不必要に表示してしまうことを防ぐことができます。添付のVIは上記プログラムの実装例を示したものです。

メモ: 原点プロパティノードの構成方法は LabVIEW のバージョンにより異なります。本ページには、 LabVIEW 7.1 と LabVIEW 8.0 用のものが添付されています。詳細については、 KnowledgeBase 3S1FJHHF:Why Can't I Find the Origin Property of the Front Panel in LabVIEW 8? を参照してください。

関連リンク:


添付:
スクロール防止サンプル.zip




報告日時: 10/19/2004
最終更新日: 07/15/2009
ドキュメントID: 3EI1HUWT