GPIB-ENET/100 の設定

ハードウェア: PXI/CompactPCI>>Controllers

問題: GPIB-ENET/100 のセッティング手順を詳しく教えてください。

解決策:

GPIB-ENET/100 を追加して使用する場合、Measurement & Automation Explorer (MAX) から GPIB-ENET/100 追加ウィザードを表示させ、設定を行う必要があります。下記の手順にお進みください。

デバイスに電源を接続、供給させます。クロスケーブルを用いて PC のイーサネットポートとGPIB-ENET/100 のイーサネットポートを配線します。
GPIB を使用する計測器や計測器シミュレータと GPIB-ENET/100 を GPIB ケーブルで接続します。GPIB-ENET/100 の電源をいれます。デバイス上部の LED が点滅し始めます。
Measurement & Automation Explorer を起動します。
デバイスとインタフェース を右クリックし、新規作成を選択します。
GPIB-ENET/100 を選択します。
終了を選択します。

メモ：GPIB-ENET/100 追加ウィザードは Windows の スタート ≫ すべてのプログラム ≫ National Instruments ≫ NI-488.2 に進み、GPIB-ENET/100 追加ウィザードを選択することでも立ち上げることができます。

GPIB-ENET/100 ウィザードが起動した後、GPIB-ENET/100 の設定を次へを押し、進めます。

下記のような3つの画を含むダイアログ画面になります。お読みいただいた後、次へを押して進みます。
お使いのデバイスの LED の状態を選ぶダイアログ画面になります。点灯した黄色ではすでに構成が出来ている状態でローカルサブネットの下でデバイスをブラウズすることができます。赤/黄色の早い点滅では名前や IP アドレスで設定がされていないことを示します。お使いのデバイスの状況と一致するものを選択し、次へを押して進みます。
GPIB-ENET/100 の接続方法を選択します。お使いの GPIB-ENET/100 の名前または IP アドレスがわからない場合はローカルサブネット上に存在するデバイスから検索することが出来ます。
NI イーサネットデバイス構成が起動しましたら該当する GPIB-ENET/100 をリストから選択します。もしくは手動でデバイスの IP アドレスかホスト名をそれぞれの欄に手動で入力します。

メモ: 手動でIPアドレスやホスト名を入力する場合、正しい情報であるか確認してください。GPIB-ENET/100 は IP アドレスやホスト名が間違っていたとしてもシステム上に追加されてしまいます。この場合、GPIB-ENET/100 の IP アドレスやホスト名を正しい値に直すまで正常に通信することが出来ません。
次へを押します。
GPIB-ENET/100 が下記のように表示されます。
次へを押して進みます。
GPIB-ENET/100 が Measurement & Automation Explorer 上で GPIB インタフェースとして表示されます。
GPIB-ENET/100 を右クリックし 計測器をスキャン します。
GPIB-ENET/100 に接続され電源が入っている計測器がある場合、検出されます。GPIB-ENET/100 の左に＋サインが表示されますので展開して計測器を確認します。
計測器を右クリックし、計測器と通信する を選びます。NI-488.2 コミュニケ－タ が立ち上がります。クエリをすることで、書き込みと計測器からの応答の読みとりを行うことが出来ます。

計測器との通信テストが成功することで GPIB-ENET/100 がシステムに追加されたことになります。

LabVIEWを使用することでその他の設定や通信を行うことができます。LabVIEW で サンプルを検索 ≫ サンプルファインダ ≫ ハードウェア入力と出力 ≫ GPIB からサンプルを選び計測器と通信することが出来ます。