名前/順序入力でラベルを指定したオブジェクトへのリファレンスを開きます。


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入力/出力

  • cgnrn.png VIオブジェクトクラス

    VIオブジェクトクラスは、リファレンスを取得するオブジェクトのクラスを示します。クラスタイプを指定するには、クラス指定子定数をこの入力に配線します。クラス指定子定数は、LabVIEWのすべてのオブジェクトクラスのメニューを階層的に表示します。この階層で参照するオブジェクトのクラスを検索できます。

    また、この関数はVIオブジェクトクラスを使用してオブジェクトrefnumが返すリファレンスのタイプを決定します。たとえば、ブールタイプのクラス指定子定数をVIオブジェクトクラスに配線すると、返されるオブジェクトrefnumがブールリファレンスに変更されます。

  • cgnrn.png 所有者Refnum

    所有者refnumは、取得するオブジェクト所有者へのリファレンスです。所有者はフロントパネル、クラスタ、ブロックダイアグラム、ストラクチャダイアグラムのいずれかでなければなりません。たとえば、フロントパネルの制御器へのリファレンスを取得するには、所有者refnumにフロントパネルへのリファレンスを配線します。同様に、Forループ内のオブジェクトへのリファレンスを取得するには、所有者refnumにForループのダイアグラムへのリファレンスを配線します。

  • cstr.png 名前/順序

    名前/順序は、リファレンスを取得するオブジェクトを示します。名前/順序は取得するオブジェクトのラベルに一致しなければなりません。クラスタ内にあるオブジェクトへのリファレンスを取得する場合は、コンテナ階層の名前を含む文字列配列を使用できます。

  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • ignrn.png オブジェクトrefnum

    オブジェクトrefnumは、VIオブジェクトクラスで指定されたクラスと名前/順序で指定されたラベルの両方に一致するオブジェクトへのリファレンスを返します。このリファレンスは、VIオブジェクトクラスで指定されたクラスになります。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • 「VIオブジェクトリファレンスを開く」関数を使用すると、ターゲットVIでラベルが付けられたあらゆるオブジェクトへのリファレンスを取得できます。ラベルが不明なオブジェクトへの参照を取得するには、 既知の参照から オブジェクトに移動 するか、代わりに Traverse for GObjects VIを使用する必要があります。

    メモ 「VIオブジェクトリファレンスを開く」関数を使用して、フロントパネルのペインへのリファレンスを開くことはできません。代わりに、「Gオブジェクトを走査」VIを使用するか、ペーン[]プロパティを使用して、フロントパネルのすべてのペーンへのリファレンスの配列を返し、ペーンの名前で適切なリファレンスを見つけます。

    ブロックダイアグラムオブジェクトには、デフォルトではラベルが表示されていません。「VIオブジェクトリファレンスを開く」関数はラベルによって必要なオブジェクトを識別するため、この関数を実行する前にオブジェクトのラベルを少なくとも1度表示する必要があります。ブロックダイアグラムオブジェクトのラベルは、オブジェクトのショートカットメニューで表示項目»ラベルを選択して表示できます。

    ターゲットコードで2つのオブジェクトに同じラベルが付けられている場合は、「VIオブジェクトリファレンスを開く」関数はどちらか1つへのリファレンスだけを返します。オブジェクトへのリファレンスを正確に取得するためには、ターゲットコードで各オブジェクトに固有のラベルを付ける必要があります。

    「VIオブジェクトリファレンスを開く」関数は、所有者オブジェクト内でネストされたオブジェクトを検出できません。たとえば、ブロックダイアグラムをオブジェクトの所有者として指定すると、「VIオブジェクトリファレンスを開く」関数はForループの内部を検索しません。「VIオブジェクトリファレンスを開く」関数でForループ内のオブジェクトへのリファレンスを取得するには、Forループをオブジェクトの所有者として指定する必要があります。