既存のセマフォのリファレンスを取得するか、または新規のセマフォを作成して、そのセマフォのRefnumを返します。

このVIを他の セマフォVIと 併用して、 LabVIEWで セマフォを実装して ください。


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入力/出力

  • cstr.png 名前 (名前なし)

    名前には、検索または作成するセマフォの名前が含まれます。

    デフォルトは、名前なしのセマフォを作成するための空の文字列です。名前を配線すると、関数は指定された名前の既存のセマフォを検索して、そのセマフォへの固有のリファレンスを返します。指定された名前のセマフォが存在せず、見つからなければ作成がTRUEの場合、関数は新しい名前付きのセマフォを作成し、そのセマフォの固有のリファレンスを返します。

  • ci32.png サイズ (1)

    サイズは、セマフォを同時に取得できるタスクの数を指定します。名前付きのセマフォが存在する場合、値をこのパラメータに配線することでセマフォのサイズは変更されません。

    サイズは、1以上でなくてはなりません。デフォルトは1です。

  • cbool.png 見つからなければ作成 (T)

    見つからなければ作成は、その名前のセマフォが存在しない場合、新規のセマフォを作成するかどうかを指定します。

    デフォルトはTRUEで、セマフォが存在しない場合は新しく作成されます。見つからなければ作成がFALSEで、指定された名前のセマフォが見つからない場合、エラーコード1534が返されます。

  • cerrcodeclst.png エラー入力 (エラーなし)

    エラー入力は、このノードを実行する前に発生したエラーの状態を示します。この入力は、標準エラー入力として機能します。

  • idlrn.png セマフォ

    セマフォは、既存または新規セマフォのリファレンスです。

    このVIを使用して同じ名前のセマフォを参照する複数のリファレンスを取得すると、各リファレンスには固有の番号が付けられます。

  • ibool.png 新規作成

    新規作成は、VIが新規にセマフォを作成する場合、TRUEになります。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

  • LabVIEWのアプリケーションインスタンス間で通信するセマフォを使用することはできません。1つのアプリケーションインスタンスでセマフォのリファレンスを取得する場合、別のアプリケーションインスタンスでそのセマフォのリファレンスを使用することはできません。

    サンプルプログラム

    LabVIEWに含まれている以下のサンプルファイルを参照してください。

    • labview\examples\Synchronization\Semaphore\Simple Semaphore.vi