データ値リファレンスまたは外部データ値リファレンスを入力として受け入れ、In Place要素ストラクチャ内でデータの処理を可能にし、元のメモリスペースにあるデータを置換します。 データ値リファレンスへの読み取り専用アクセスを有効にするには、ストラクチャの右側の境界ノードを右クリックし、並列読み取り専用アクセスを許可を選択します。右側の境界ノードが未配線の場合、複数の読み取り専用操作が同時に実行することができ、データ値リファレンスは変更されません。

In Place要素ストラクチャにこの境界ノードを配置するには、In Place要素ストラクチャの境界を右クリックして、ショートカットメニューからデータ値リファレンス要素読み取り/書き込みを追加を選択します。これらの境界ノードはパレット検索およびクイックドロップ検索には表示されません。


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入力/出力

  • cdatavalref.png データ値リファレンス

    データ値リファレンスは、アクセス先のデータをポイントするリファレンスです。

  • idbl.png データ値

    データ値はリファレンスがポイントするデータです。

    メモ LabVIEWは、外部データ値リファレンス内のデータのサイズを変更することはできません。このノードは、外部データ値リファレンスの配列のサイズが境界ノードの右側に配線した配列のサイズと異なる場合にはエラーを起こします。右側の境界ノードにリファレンス配列よりも要素数の多い配列を配線すると、リファレンス配列に合うように要素が切り捨てられます。右側の境界ノードにリファレンスの配列よりも要素数の少ない配列を配線すると、リファレンス配列が一杯になるまでリファレンス配列にデフォルトデータが追加されます。
  • ierrcodeclst.png エラー出力

    エラー出力には、エラー情報が含まれます。この出力は、標準エラー出力として機能します。

    この境界ノードは、ストラクチャの両側にエラー出力端子があります。左側のエラー出力は実際のエラーを返し、右側のエラー出力は左側からエラーを複製します。両方ともエラー出力は同じであるため、配線するのは1つのエラー出力端子のみで構いません。

  • cdbl.png データ値

  • idatavalref.png データ値リファレンス

    データ値リファレンスは、新しいデータをポイントするリファレンスです。

  • ierrcodeclst.png エラー出力

  • この境界ノードは、データをインプレース処理する際に使用します。

    データ値リファレンスがクラスオブジェクトをポイントする場合、In Place要素ストラクチャの内側でそのクラスオブジェクトを異なるLabVIEWクラスオブジェクトに置換できません。ただし、その他のオブジェクトは同じタイプのオブジェクトで置換できます。

    メモ この境界ノードは、ストラクチャに配線されたリファレンスへのシリアル化されたアクセスを提供します。VIの一部がリファレンスへのアクセスを取得すると、LabVIEWはVIの他の部分または他のVIからの同時アクセスをブロックします。同じストラクチャでリファレンスに同時に2回アクセスしようとすると、LabVIEWはエラーを返します。In Place要素ストラクチャ内ですでにリファレンスへのアクセスを取得した後に再度アクセスしようとすると、VIがハングアップする場合があります。データ値リファレンスを変更しない、複数の同時実行読み取り専用操作を有効にするには、ストラクチャの右側の境界ノードを右クリックして並列読み取り専用アクセスを許可を選択します。