クラスタ
- 更新日2024-09-23
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車載ネットワークデータベースの基本的な構成要素は、クラスタです。クラスタとは、1つのネットワーク (たとえば、CANまたはFlexRayバス上のノードのコレクション) を記述します。各クラスタには、構成する必要のあるプロパティがあります。これらのプロパティはプロトコル (CAN、FlexRay、LIN) によって異なります。
CANクラスタの場合、必須プロパティはボーレートのみです。FlexRayの場合、約30個のグローバルネットワークパラメータをクラスタ用に構成する必要があります。FlexRayクラスタの場合、NI-XNETデータベースエディタの簡単編集モードを使用して最も重要なプロパティを構成すると、それに基づいて残りのパラメータが自動的に計算されます。通常は、簡単編集モードを使用することを推奨します。ただし、既存のデータベースがある場合、上級表示を使用してすべてのパラメータを自分で構成することができます。
一般的なデータベースには、1つのクラスタが含まれています。CANdb、NI-CAN、およびLINプロトコルでサポートされるクラスタは、データベースごとに1つ (名前なし) のみです。
FIBEXでは、データベース内で任意の数のクラスタがサポートされます。各クラスタには一意の名前が付けられます。たとえば、車両のすべてのネットワークを1つのデータベースに記述することができます。