NI-SWITCH

複数モジュールのスキャンリスト

  • 更新日2023-02-21
  • 4分で読める

以下の手順に従って、NI-SWITCHを使用し、スキャン操作におけるスイッチのスキャンリストを作成します。以下の例では、3台のスイッチで4つのチャンネルを連続的にスキャンします。基本的なスキャンリストの構文情報についてはスキャンリストを参照してください。

スイッチ1のスキャンリスト

スイッチ1のスキャンリストでは、スキャンしたいチャンネルを入力し、その後に別のスキャンリストの合計チャンネル数に1を足した数のセミコロン";"を追加します。この例では、チャンネル入力に続くセミコロンの数は9です。スキャンリストは「ch0:3->com0;;;;;;;;;」のようになります。

以下の図は、スイッチ1のスキャンリストを示します。

  1. スキャンされるスイッチ1のチャンネルの後に、1つのセミコロンが続きます。このエントリは、単一モジュールのスキャンと同じです。
  2. スイッチ2のチャンネル数と同じ数のセミコロンは、スイッチ2に割り当てられたトリガにスイッチ1が反応しないようにするための命令です。これらのセミコロンはダミーエントリで、スイッチ2のチャンネルに対応しています。
  3. スイッチ3のチャンネル数と同じ数のセミコロンは、スイッチ3に割り当てられたトリガにスイッチ1が反応しないようにするための命令です。これらのセミコロンはダミーエントリで、スイッチ3のチャンネルに対応しています。

スイッチ2のスキャンリスト

スイッチ2のスキャンリストでは、まず最初のスキャンリストのチャンネル数と同じ数のセミコロンを入力し、その後スイッチ2でスキャンするチャンネル数、残りのスキャンリストのチャンネル数に1を足した数のセミコロンを入力します。この例では、チャンネルエントリの前に来るセミコロンの数は4で、チャンネルエントリの後にくるセミコロンの数は5です。スキャンリストは「;;;;ch0:3->com0;;;;;」のようになります。

以下の図は、スイッチ2のスキャンリストを示します。

  1. スイッチ1のチャンネル数と同じ数のセミコロンは、スイッチ1に割り当てられたトリガにスイッチ2が反応しないようにするための命令です。これらのセミコロンはダミーエントリで、スイッチ1のチャンネルに対応しています。
  2. スキャンされるスイッチ2のチャンネルの後に、1つのセミコロンが続きます。このエントリは、単一モジュールのスキャンと同じです。
  3. スイッチ3のチャンネル数と同じ数のセミコロンは、スイッチ3に割り当てられたトリガにスイッチ2が反応しないようにするための命令です。これらのセミコロンはダミーエントリで、スイッチ3のチャンネルに対応しています。

スイッチ3のスキャンリスト

スイッチ3のスキャンリストでは、以前のすべてのスキャンリストのチャンネル数合計と同じ数のセミコロンを入力し、その後、スキャンしたいチャンネルおよびそれに続くセミコロンを1つ入力します。この例では、チャンネル入力の前にくるセミコロンの数は8です。スキャンリストは「;;;;;;;;ch0:3->com0;」のようになります。

以下の図は、スイッチ3のスキャンリストを示します。

  1. スイッチ1のチャンネル数と同じ数のセミコロンは、スイッチ1に割り当てられたトリガにスイッチ3が反応しないようにするための命令です。これらのセミコロンはダミーエントリで、スイッチ1のチャンネルに対応しています。
  2. スイッチ2のチャンネル数と同じ数のセミコロンは、スイッチ2に割り当てられたトリガにスイッチ3が反応しないようにするための命令です。これらのセミコロンはダミーエントリで、スイッチ2のチャンネルに対応しています。
  3. スキャンされるスイッチ3のチャンネルの後に、1つのセミコロンが続きます。このエントリは、単一モジュールのスキャンと同じです。

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