NI ドライバとソフトウェアをオフラインでRed Hat Enterpriseにインストールします。

「LinuxデスクトップにNIドライバとソフトウェアをインストールする」の手順を実行し、以下を確認します。
  • システムに対するルート権限を有していること。
  • システムがインターネットに接続されていること。
  • システムがインストール対象のオフラインシステムと同じディストリビューションで実行されていること。
  1. オンライン システムでコマンドプロンプトを開き、以下のいずれかのコマンドを実行して、使用するディストリビューションの前提条件ソフトウェアをインストールします。
    オプション説明
    RHEL/CentOS 8 sudo dnf install python36 createrepo
    RHEL/CentOS 7 sudo yum install python36 createrepo yum-utils
  2. インストール時に問題が起こらないようにするために、以下のコマンドを実行して最新のシステムアップデートを適用します。
    sudo yum update
    メモ このコマンドを実行すると、カーネルが最新バージョンに更新される場合があります。
  3. システムを再起動してください。
  4. コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行してリポジトリ登録パッケージをインストールします。
    sudo yum install filename.rpm

    上のコマンドで、

    • filename.rpmは、「LinuxデスクトップにNIのドライバとソフトウェアをインストールする」で選択したリポジトリ登録パッケージです。
  5. offline_rpm_repo.pyスクリプトをダウンロードします。
  6. 目的に応じて、以下の手順を実行します。
    オプション説明
    リポジトリ全体をクローンする
    1. 以下のコマンドを実行して、システム上のすべての既知および有効なリポジトリを表示します。
      ディストリビューションコマンド
      RHEL/CentOS 8

      sudo dnf repolist

      RHEL/CentOS 7

      sudo yum repolist

    2. リポジトリを複製するには、スクリプトのあるディレクトリで以下のコマンドを実行します。

      ./offline_rpm_repo.py repo --norepopath repo-name

      上のコマンドで、

      • repo-nameは、リポジトリの名前です。
    製品用のリポジトリを作成する コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

    ./offline_rpm_repo.py packages package-names

    上のコマンドで、

    • package-namesには、リポジトリに含めるパッケージ名をスペースで区切ったリストを指定します。
    デフォルトでは、スクリプトは実行ディレクトリ内の offline_repo サブディレクトリに新しいリポジトリを複製します。別の場所を指定するには、引数 --output を使用して指定します。
  7. リポジトリをターゲットシステムにコピーします。
    メモ 誤って変更されない場所を選択します。
  8. GPGチェックを無効にするには、以下の場所にルートとしてファイルを作成します。
    /etc/yum.repos.d/repo-name.repo

    上のコマンドで、

    • repo-nameは、リポジトリに付ける名前です。
  9. ルートとして、ファイルに以下の内容を入力します。

    [repo-name]

    name=readable-name

    enabled=1

    gpgcheck=0

    baseurl=file:///srv/offline_repo

    上のコマンドで、

    • repo-nameは、リポジトリに付ける名前です。
    • readable-nameは、リポジトリに付けるわかりやすい名前です。
オンラインインストール手順「NI製品をインストールする (Red Hat Enterprise Linux)」に従ってインストールを完了します。