openSUSEにNIのドライバとソフトウェアをオフラインでインストールします。

「LinuxデスクトップにNIドライバとソフトウェアをインストールする」の手順を実行し、以下を確認します。
  • システムに対するルート権限を有していること。
  • システムがインターネットに接続されていること。
  • システムがインストール対象のオフラインシステムと同じディストリビューションで実行されていること。
  1. オンラインシステムでコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行して前提条件のソフトウェアをインストールします。

    sudo zypper install python36 createrepo

  2. インストール時に問題が起こらないようにするために、以下のコマンドを実行して最新のシステムアップデートを適用します。

    sudo zypper update

    メモ このコマンドを実行すると、カーネルが最新バージョンに更新される場合があります。
  3. システムを再起動してください。
  4. コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行して insserv をインストールします。
    sudo zypper install insserv
  5. リポジトリ登録パッケージをインストールするために、以下のコマンドを実行します。
    sudo zypper --no-gpg-checks install ./filename.rpm

    上のコマンドで、

    • filename.rpmは、「LinuxデスクトップにNIドライバとソフトウェアをインストールする」で選択したリポジトリ定義です。
  6. offline_rpm_repo.pyスクリプトをダウンロードします。
  7. 目的に応じて、以下の手順を実行します。
    オプション説明
    リポジトリ全体をクローンする
    1. 以下のコマンドを実行して、システム上のすべての既知および有効なリポジトリを表示します。

      sudo zypper repos --show-enabled-only

      メモ openSUSE Leap 15.2では、スクリプトに、リポジトリの名前ではなく、エイリアスが必要です。
    2. リポジトリを複製するには、スクリプトのあるディレクトリで以下のコマンドを実行します。

      ./offline_rpm_repo.py repo --norepopath repo-name

      上のコマンドで、

      • repo-nameは、リポジトリの名前です。

    デフォルトでは、スクリプトは実行ディレクトリ内の offline_repo サブディレクトリに新しいリポジトリを複製します。別の場所を指定するには、引数 --output を使用して指定します。

    製品用のリポジトリを作成する コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

    ./offline_rpm_repo.py packages package-names

    上のコマンドで、

    • package-namesには、リポジトリに含めるパッケージ名をスペースで区切ったリストを指定します。
    デフォルトでは、スクリプトは実行ディレクトリ内の offline_repo サブディレクトリに新しいリポジトリを複製します。別の場所を指定するには、引数 --output を使用して指定します。
  8. リポジトリをターゲットシステムにコピーします。
    メモ 誤って変更されない場所を選択します。
  9. GPGチェックを無効にするために、以下のコマンドを実行します。
    sudo zypper addrepo --no-gpgcheck --name repo-name file:///srv/offline_repo

    上のコマンドで、

    • repo-nameは、リポジトリに付ける名前です。
「NI製品をインストールする (openSUSE)」のオンラインインストール手順に従ってインストールを完了します。