名前付き波形の次の書き込み位置を設定
- 更新日2023-02-17
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名前付き波形の次の書き込み位置を設定
名前付き波形内の、次のデータを書き込む位置を修正します。
「名前付き波形の書き込み」ノードは、常に現在の書き込み位置から書き込みを開始します。波形内の既存データは上書きされます。
入力/出力

セッション入力
「集録セッションを初期化」ノード、「生成セッションを初期化ノード」、または「外部キャリブレーションを初期化」ノードにより取得された計測器セッションです。

波形名
割り当てられた波形メモリに関連付ける名前です。

位置
オフセットと組み合わせて書き込み位置を指定するパラメータです。
| 現在の書き込み位置 | オフセットは、波形内の現在の書き込み位置を基準とします。 | |
| 波形の開始 | オフセットは、波形の開始を基準とします。 |

オフセット
名前付き波形内の書き込み位置用に指定されたオフセットです。オフセットはサンプル数です。
波形を書き込む前に、波形の開始を基準としてオフセットが、PXI/PXIe-654x/655x では32サンプルの倍数 (PXI/PXIe-6547/6548がDDRモードの場合は64サンプルの倍数)、PXI/PXIe-656x では64サンプルの倍数 (PXI/PXIe-656x がDDRモードの場合は128サンプルの倍数) である必要があります。

エラー入力

セッション出力
以降のすべてのノード呼び出しにおいて、セッションを認識するために使用するハンドルです。
セッション出力パラメータは、「集録セッションを初期化」ノードまたは「生成セッションを初期化」ノードから取得できます。
位置パラメータとオフセットパラメータを使用する
位置とオフセットは、次の書き込み位置を決定するために組み合わせて使用します。位置は、絶対移動または相対移動を表します。オフセットは、次の書き込み位置を移動するサンプル数です。書き込み位置は、PXI/PXIe-654x/655xでは32サンプル (PXI/PXIe-6547/6548がDDRモードの場合、64サンプル) の倍数、PXI/PXIe-656xでは64サンプル (PXI/PXIe-656xがDDRモードの場合、128サンプル) の倍数に設定する必要があります。
以下の表は、位置およびオフセットの組み合わせの例を示します。
| 位置 | オフセット | 次の書き込み位置 |
|---|---|---|
| 波形の開始 | 0 | 波形の開始 |
| 波形の開始 | 5 | 波形の6番目のサンプル |
| 波形の開始 | -1 | エラー。この設定では、波形の開始位置の前に書き込み位置を配置することになります。 |
| 現在の書き込み位置 | 0 | 変更なし。この設定では、次の書き込み位置は変更されません。 |
| 現在の書き込み位置 | 10 | 現在の位置から10サンプル先に書き込み位置を移動します。この位置設定は、「現在の書き込み位置+オフセット」が波形内にある場合にのみ有効です。 |
| 現在の書き込み位置 | -10 | 現在の位置から10サンプル前に書き込み位置を移動します。この位置設定は、現在の書き込み位置が10より大きい場合のみに有効です。 |
書き込み位置は、「名前付き波形の書き込み」ノードが実行されるたびに、最後に書き込まれたデータの最後に移動します。そのため、通常、「名前付き波形の次の書き込み位置を設定」ノードを明示的に実行する必要はありません。割り当てられているスペースを超える位置を設定すると、エラーが発生します。
