シングルポイント集録

シングルポイント集録は、構成内で1つの測定値を集録できます。シングルポイント集録を構成するには、デフォルトでDMMをシングルポイント集録用に構成する「niDMM測定を構成」を使用します。「niDMM測定を構成」関数を使用して機能、レンジ、および分解能を構成できます。詳細については、「ハードウェアを構成する」を参照してください。

シングルポイント集録を開始するには、「niDMM開始」または「niDMM読み取り」を呼び出します。「niDMM開始」が呼び出されると、DMMはトリガ待ち状態になります。測定後、DMMは測定完了信号を生成できます。その後、アイドル状態に戻ります。次の図に、シングルポイント集録のシーケンスを示します。

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シングルポイント集録では、トリガが送信されるまで測定を行わないようにDMMを構成できます。また、トリガを受信してから測定を集録するまでの遅延時間を指定することも可能です。「niDMMトリガを構成」を使用してトリガソーストリガ遅延を設定します。

デフォルトでは、トリガ遅延は、「自動遅延 (-1)」(DMMは測定を行う前に整定するまで一定時間待つ) です。次の表は、DMMのトリガ遅延についての詳細情報を記載しています。

デバイス 説明

NI 4065

NI 4070/4071/4072

NI 4080/4081/4082

サンプルプログラム「Acq One Sample-Ext Trig」が示すように、DMMはトリガ遅延で指定された値を追加の整定時間として使用します。
メモ 「niDMM読み取り」は、「niDMM開始」と「 niDMMフェッチ」を1つの呼び出し統合したものです。詳細については、「データを集録する」を参照してください。