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LabVIEW FPGAのCAN InputノードとCAN Outputノードは、CANデータにフレームとしてアクセスします。フレームは、CANバス上で転送される未処理の単位です。

一部のアプリケーションでは、CANデータにチャンネル信号とも呼ばれる)としてアクセスすると便利です。
  • CANチャンネルは、特定のCAN識別子でフレームのデータ内のフィールドを表します。
データ内のフィールドは、ボルトや毎分回転数などの物理単位で浮動小数点値にスケールされます。CANチャンネルとCANフレーム間の変換仕様は、通常、Vector CANdbファイルなどのCANデータベースファイルで提供されます。

NI-CANは、ナショナルインスツルメンツのCAN用PCI、PXI、およびPCMCIAカードのソフトウェアです。NI-CANソフトウェアは、CANフレームとチャンネル間の変換機能を提供します。フレームからチャンネルへの変換は、NI CAN PCI、PXI、またはPCMCIAカードがない場合でもCompactRIO CANモジュールによって使用できるソフトウェア機能です。

NI-CANソフトウェアは、WindowsおよびLabVIEW リアルタイムコントローラでサポートされています。サポートされているLabVIEW リアルタイムコントローラには以下が含まれます。
  • 任意のPXIコントローラ
  • cRIO-9002 CompactRIO リアルタイムコントローラ
  • cRIO-9004 CompactRIO リアルタイムコントローラ
NI-CANをLabVIEW リアルタイムコントローラにインストールするには、MAXのRemote Systemsでソフトウェアインストールツールを使用します。

NI-CANフレームからチャンネルへの変換を使用するCompactRIOアプリケーションの例:

  • ロギング: CompactRIOは頑丈なケースに入っておりリアルタイム性能を有しているため、自動車の走行テストなどの分野におけるデータロギングに最適な製品です。CompactRIOにおけるロギング用LabVIEWアプリケーションはシンプルです。CANフレームの読み取りとファイルへの保存を行います。CANログファイルはその後CompactRIOから実験用コンピュータ(通常、Windowsを使用)に転送され、実験用コンピュータ上のアプリケーションでログファイルからフレームを読み取り、NI-CANを使用してフレームをCANチャンネル波形として表示します。さらに、CompactRIO上のLabVIEWアプリケーションがアナログ/デジタルサンプルを伴う2番目のファイルを保存する場合、そのデータはCANチャンネルに同期された波形として実験用コンピュータに表示されます。
  • トリガ/フィルタ処理: ロギングやその他のテストアプリケーションにおいて、他のタスクをトリガするためにCANデータの評価が必要な場合があります。たとえば、CAN ID 5の「rpm」チャンネルが4000 RMPを超える際にCAN/アナログデータの5秒のウィンドウを記録したいとします。CAN ID 5で未処理データを評価してログをトリガすることはできますが、場合によってはCANデータベースで定義された「rpm」チャンネルを単に評価するほうが簡単です。cRIO-9004などのCompactRIO Real-TimeにNI-CANをインストールすることにより、CANフレームをNI-CANに送信して、「rpm」チャンネルを読み取って値が4000.00を上回る際に検知します。
  • プロトタイプ/シミュレーション: CompactRIO Real-Timeコントローラ内で制御モデルを実行するアプリケーションの場合、通常、CANチャンネルを入力および出力として制御モデルに配線します。これを実装するには、NI-CANをCompactRIO Real-Timeコントローラにインストールします。LabVIEW FPGA VIは、CANフレームの読み書きを行い、他のI/Oと同様にそれらのCANフレームをLabVIEW リアルタイムとの間で転送します。LabVIEW リアルタイムVIは、NI-CANを使用してCANフレームとCANチャンネル間の変換を行い、その後チャンネルを制御モデルに配線します。