PXIe-7858Rリファレンス
- 更新日2023-02-21
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PXI Express用Rシリーズ再構成可能I/Oモジュール (AI、AO、DIO)、AIチャンネル x 8、AOチャンネル x 8、DIOライン x 48、Kintex-7 325T FPGA、1 MS/s AIサンプリングレート
FPGA I/Oノード
このデバイスにはFPGA I/Oノード (読み取りおよび書き込み) を使用できます。
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メモ FPGA I/Oノードは、Rシリーズデジタル出力チャンネルをポートとラインの両方として書き込むことができません。デジタル出力はポートまたはラインのどちらかとして書き込む必要があります。 |
ソフトウェア内の端子
このデバイスでは、以下の端子を選択できます。
端子 | 説明 |
---|---|
AIx | アナログ入力チャンネルx (xはチャンネル番号)。このチャンネルにアクセスするには、読み取りに構成されたFPGA I/Oノードを使用します。 |
AOx | アナログ出力チャンネルx (xはチャンネル番号)。このチャンネルにアクセスするには、書き込みに構成されたFPGA I/Oノードを使用します。 |
Connectorx/DIOy | コネクタxのデジタル入力/出力チャンネルy (yはチャンネル番号、xはコネクタ番号)。このチャンネルにアクセスするには、読み取りまたは書き込みに構成されたFPGA I/Oノード、出力データ設定メソッド、出力有効化を設定メソッドのいずれかを使用します。 |
Connectorx/DIOPORTy | コネクタxのデジタル入力/出力ポートy (yはポート番号、xはコネクタ番号)。ポートは8個のデジタルチャンネルで構成されています。このポートにアクセスするには、読み取りまたは書き込みに構成されたFPGA I/Oノード、出力データ設定メソッド、出力有効化を設定メソッドのいずれかを使用します。 |
Board IO/Device Temperature | 現在のデバイスの温度を0.25℃単位で返します。温度は、FPGA外部のデバイスPCB上のオンボード温度センサで測定されます。 |
PXI/PXI_Clk10 | PXIバックプレーンの10 MHzクロック。このクロックを使用して、複数のPXIモジュールを同期できます。このチャンネルにアクセスするには、読み取りに構成されたFPGA I/Oノードを使用します。 |
PXI/PXI_Star | Starトリガバス。このチャンネルにアクセスするには、読み取りに構成されたFPGA I/Oノードを使用します。 |
PXI/PXIe_DStarB | PXI Expressシステムタイミングモジュールと周辺デバイス間の接続を作成する差動Starトリガ。PXIe_DStarBは、トリガ信号をシステムタイミングスロットから周辺機器 (入力) に送信します。このチャンネルにアクセスするには、読み取りに構成されたFPGA I/Oノードを使用します。 |
PXI/PXIe_DStarC | PXI Expressシステムタイミングモジュールと周辺デバイス間の接続を作成する差動Starトリガ。PXIe_DStarCは、トリガまたはクロック信号を、周辺機器からシステムタイミングスロットに送信 (出力) します。このチャンネルにアクセスするには、書き込みに構成されたFPGA I/Oノードを使用します。 |
PXI/PXIe_Sync100 | PXIe_CLK100の立ち上がりエッジに同期する基準信号。PXIe_Sync100を使用して、PXI Expressシステムで複数のモジュールを同期します。このチャンネルにアクセスするには、読み取りに構成されたFPGA I/Oノードを使用します。 |
PXI/PXI_Trigx | トリガチャンネルx (xはチャンネル番号 <0..7>)。このチャンネルにアクセスするには、読み取りまたは書き込みに構成されたFPGA I/Oノード、出力データ設定メソッド、出力有効化を設定メソッドのいずれかを使用します。LabVIEW FPGAモジュールでPXIトリガを使用する際には、ガイドラインに従ってください。 |
アービトレーション
このデバイスはアービトレーションをサポートします。このデバイスのチャンネルのアービトレーション設定は、使用するFPGA I/O項目のFPGA I/Oプロパティダイアログボックスで構成します。
I/Oメソッド
メソッドを呼び出すにはFPGA I/Oメソッドノードを使用します。このデバイスでは、以下のメソッドを使用できます。
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メモ FPGA I/Oメソッドノードは、Rシリーズデジタル出力チャンネルをポートとラインの両方として書き込むことができません。デジタル出力はポートまたはラインのどちらかとして書き込む必要があります。 |
メソッド | 説明 |
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出力データを設定 | このメソッドについては、「FPGA I/Oメソッドノード (FPGAモジュール)」トピックを参照してください。 |
出力有効化を設定 | このメソッドについては、「FPGA I/Oメソッドノード (FPGAモジュール)」トピックを参照してください。 |
両方のエッジを待機 | デジタル信号の次の立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジまでI/Oメソッドノードの実行を一時停止します。タイムアウト入力は、両方のエッジを待機メソッドによる立ち下がりエッジまたは立ち上がりエッジ検出までの待機時間をFPGAクロックティックで指定します。値を0に設定すると、メソッドはすぐタイムアウトになります。負の値に設定すると、メソッドは無限に待機します。正の値に設定すると、メソッドがクロックティックの数だけ待機します。 |
立ち下がりエッジを待機 | デジタル信号の次の立ち下がりエッジまでI/Oメソッドノードの実行を一時停止します。タイムアウト入力は、立ち下がりエッジを待機メソッドによる立ち下がりエッジ検出までの待機時間をFPGAクロックティックで指定します。値を0に設定すると、メソッドはすぐタイムアウトになります。負の値に設定すると、メソッドは無限に待機します。正の値に設定すると、メソッドがクロックティックの数だけ待機します。 |
HIGHレベルを待機 | デジタル信号がHIGHになるまでI/Oメソッドノードの実行を一時停止します。タイムアウト入力は、HIGHレベルを待機メソッドによるHIGHレベル検出の待機時間をFPGAクロックティックで指定します。値を0に設定すると、メソッドはすぐタイムアウトになります。負の値に設定すると、メソッドは無限に待機します。正の値に設定すると、メソッドがクロックティックの数だけ待機します。 |
LOWレベルを待機 | デジタル信号がLOWになるまでI/Oメソッドノードの実行を一時停止します。タイムアウト入力は、LOWレベルを待機メソッドによるLOWレベル検出の待機時間をFPGAクロックティックで指定します。値を0に設定すると、メソッドはすぐタイムアウトになります。負の値に設定すると、メソッドは無限に待機します。正の値に設定すると、メソッドがクロックティックの数だけ待機します。 |
立ち上がりエッジを待機 | デジタル信号の次の立ち上がりエッジが検出されるまでI/Oメソッドノードの実行を一時停止します。タイムアウト入力は、立ち上がりエッジを待機メソッドによる立ち上がりエッジ検出の待機時間をFPGAクロックティックで指定します。値を0に設定すると、メソッドはすぐタイムアウトになります。負の値に設定すると、メソッドは無限に待機します。正の値に設定すると、メソッドがクロックティックの数だけ待機します。 |
I/Oプロパティ
FPGA I/Oプロパティノードを使用して、このデバイスの以下のモジュールプロパティにアクセスできます。
プロパティ | 説明 |
---|---|
LSB加重 | アナログ出力チャンネルのゲインキャリブレーション係数を返します。 |
LSB加重 (±1 Vレンジ) | アナログ入力チャンネルの±1 Vレンジのゲインキャリブレーション係数を返します。 |
LSB加重 (±2 Vレンジ) | アナログ入力チャンネルの±2 Vレンジのゲインキャリブレーション係数を返します。 |
LSB加重 (±5 Vレンジ) | アナログ入力チャンネルの±5 Vレンジのゲインキャリブレーション係数を返します。 |
LSB加重 (±10 Vレンジ) | アナログ入力チャンネルの±10 Vレンジのゲインキャリブレーション係数を返します。 |
オフセット | アナログ出力チャンネルのオフセットキャリブレーション係数を返します。 |
オフセット (±1 Vレンジ) | アナログ入力チャンネルの±1 Vレンジのオフセットキャリブレーション係数を返します。 |
オフセット (±2 Vレンジ) | アナログ入力チャンネルの±2 Vレンジのオフセットキャリブレーション係数を返します。 |
オフセット (±5 Vレンジ) | アナログ入力チャンネルの±5 Vレンジのオフセットキャリブレーション係数を返します。 |
オフセット (±10 Vレンジ) | アナログ入力チャンネルの±10 Vレンジのオフセットキャリブレーション係数を返します。 |
電圧レンジ | AIチャンネルの入力レンジを±10 V、±5 V、±2 V、または±1 Vに設定します。このプロパティは、RシリーズI/Oを構成ダイアログボックスで構成する値を上書きします。 |
モジュールプロパティ
FPGA I/Oプロパティノードを使用して、このデバイスの以下のモジュールプロパティにアクセスできます。
プロパティ | 説明 |
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AI端子モード | チャンネルの端子モードを、RSE (基準化シングルエンド)、NRSE (非基準化シングルエンド)、DIFF (差動) のいずれかに指定します。RシリーズI/Oを構成ダイアログボックスの設定値は、このプロパティによって上書きされます。 |
シングルサイクルタイミングループ
このデバイスは、デジタルI/O専用のシングルサイクルタイミングループをサポートしています。