IPアドレスを割り当てる
- 更新日2023-02-21
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リモートシステムとホストコンピュータをローカルエリアネットワークに接続するか、CAT-5クロスケーブルでリモートシステムをホストコンピュータに直接接続することにより、リモートシステムを接続できます。どちらの場合も、リモートシステムにIPアドレスが割り当てられている必要があります。自動的にIPアドレスを取得するか、または手動でIPアドレスを指定できます。
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メモ USBケーブルを使用し、サポートされているターゲットでIPアドレスを取得できます。詳細については、USBデバイスを使用してイーサネットを構成するを参照してください。 |
ターゲットによっては、自動IPアドレス割り当てをサポートしないため、スタティックIPアドレスを指定しなければならない場合があります。リモートシステムがネットワークに接続されていない場合や直接接続する場合にも、IPアドレスを指定する必要がある可能性があります。IPアドレスの指定については、スタティックIPアドレスを指定するを参照してください。
リモートシステムがDHCPサーバのあるネットワークにある場合、DHCPサーバから自動的にIPアドレスを取得することも可能です。DHCPサーバは、RTターゲットが起動するたびにIPアドレスを割り当てます。この場合、サブネットマスクなどのその他の情報を指定する必要はありません。ネットワークにDHCPサーバがあるかどうか不明な場合は、ネットワーク管理者に確認してください。自動的にIPアドレスを取得するにはDHCPまたはリンクローカルを選択して保存をクリックします。変更を反映させるには、リモートシステムを再起動する必要があります。
すべてのDHCPサーバが、必ずしも同じように実装されているわけではありません。DHCPサーバの中にはLabVIEW Real-Timeモジュールと互換性がないものもあります。DHCPまたはリンクローカルを選択してRTターゲットを再起動した後、LabVIEWはDHCPサーバからIPアドレスを取得します。この操作に失敗すると、LabVIEWは自働的にRTターゲットを再起動し、ターゲットでこの機能をサポートしている場合、リンクローカルアドレス(169.254.x.x)を割り当てようとします。リンクローカルアドレスは、ローカルネットワークのみで使用することを目的としたネットワークアドレスです。3回失敗すると、LabVIEWはIPアドレス0.0.0.0のデフォルト構成を返します。この場合、ネットワークパラメータを明示的に指定する必要があります。
さらに、DHCPサーバを使用すると、ターゲットを再起動するたびに、サーバはIPアドレスをリモートシステムに割り当てます。新しいIPアドレスは、以前に指定されたアドレスとは異なる可能性があります。DHCPサーバを使用してIPアドレスをターゲットに割り当てる場合、NIは、IPアドレスではなくホスト名を使用してRTターゲットに接続することを推奨します。ホスト名を使用してターゲットに接続するには、RTターゲットプロパティダイアログボックスの一般ページのIPアドレス/DNS名テキストボックスにあるホスト名を入力します。
